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2006年12月16日

ベトナム事務所員会議:日本語学校会議

終日雨・風強し。寒い


朝6時半のNHK[週間ニュース」を見る。
今週1週間のトップニュースが何と「松坂レッドソックス入団」だった。
教育基本法・防衛省問題は一般のニュースの中のひとつとしての
扱い。NHKのジャーナリズムとしての体たらくぶり。
週間ニュースと銘打った番組である、教育基本法・防衛省問題が
今後の日本の針路を決めるほどの重要ニュースであるとの
認識がない。政府・体制べったり。政府・体制の提灯持ちと
化している。NHK視聴料を強制徴収などという前に真っ当な
報道をすべきである。少なくとも少し前なら、今週の「週間ニュース」
と銘打った番組ならトップで教育基本法・防衛省問題を報道して
いた。戦後61年続いた日本国家の基本的な枠組みを180度
右展開する問題である。ジャーナリズムがその時々の
権力を批判するという任務があるからこそ「報道の自由」という
概念が存在するのだ。体制・権力の追随する報道に
「報道の自由」などという言葉は必要ない。

今日は朝からトーンが高い。

午前7時朝食。ブンボー。美味しい。

午前8時、ベトナム事務所へ。バオミン・ベトナム事務所長と
いくつかの問題の打ち合わせ。

午前8時半、ベトナム事務所員会議。
サンさんが体調を崩し休む。

(ソン)小山さんに頼まれ日本料理店のT君のジーンズを
    T君と一緒に買に行く。T君にお金を渡すとギャンブルか
    遊びに使ってしまうので、お金を預かって買いに行く。
    1本12万ドンのジーンズ屋に行ったが、T君は
    そんな安いのは嫌だ、25万ドン位するジーンズじゃないと
    買わないと言った。僕は8万ドンのジーンズをはいている。
    仕方がないので、ジーンズを買わずに小山さんの所へ
    帰った。小山さんはT君を注意した。高いジーンズを
    買いたいのなら、毎日きちんと仕事をして、給料を
    もらい、それで高いジーンズを買いなさい。T君は
    この2週間ほとんど日本料理店に来ていないじゃないか。
    仕事もしないで高いジーンズが欲しいということ自体
    T君は考え違いしている、T君が1本しかジーンズ
    がなく洗濯したら他にはく物がないと言ったので
    可能いそうだから買ってあげるのだ、と小山さんは
    T君をおこった。その後、T君と一緒に12万ドンの
    ジーンズを買いに行った。
     また、小山さんに頼まれL君の布団と枕、ござを
    買いに行った。
(ラーム)日本料理店で仕事や研修している子どもたちの
      労働契約を作る。
      生年月日を改めて調べたら、T君は14歳(本当は19歳)
      L君は17歳(本当は20歳)。18歳以下は労働契約を
      結べない。二人とも「研修」ということになる。
      日本料理店で労働契約を結び労働局に提出し、
      動労保険をかけるのは、フエンさん、ハンニーさんの
     二人だけ。あとの子どもたちは、全員「研修」。
     研修は、「子どもの家」のセン委員長と
     JASSベトナム事務所長のバオミンさんに依頼され
     日本料理店で日本料理店の研修をさせるという契約
     となる。18歳に達した段階で労働契約を結ぶ。
(石岡)日本語学校の上級授業。日本語学校資料整理。
(石塚)日本語学校中級授業。
(ハン)里親への手紙を書いた。
    刺繍みやげ物店の皆さんの給料アップを相談したい。
(フーン)日本語学校資料整理。
     昨日、省観光局に行き日本語学校新入生の打ち合わせ
     をした。
(ミン)●テト休暇中のベトナム事務所閉鎖を確認したい。
     2007年2月12日(月)~2月22日(木)の10日間。
    ●2007年1月から4月までの個人訪問者一覧
    ●全教千葉の皆さんの受け入れ態勢検討
     12月25日~28日まで。宜しくお願い致します。
    ●12月25日クリスマス会の日程を確認したい。
     ・午後5時集合
     ・参加者 140名(「子どもの家」、在宅支援
           スタッフ、静岡の会、全教千葉、
           フエ市人民委員会
     ・式次第 
       ・はじめの挨拶(司会 ハン・石岡)
       ・出席者紹介
       ・ニエン外務部長挨拶
       ・内田征子さん挨拶
       ・バオミンベトナム事務所長挨拶
       ・子どもたち代表お祝いとお礼のことば
       ・乾杯(静岡の会 滝下正敏さん)
       ★会食
       ★ビンゴ大会
       ★大カラオケ大会(担当ロック、作業員:りー、イン)
       ・セン「子どもの家」委員長お礼のことば

     
午前9時半、日本語学校の先生方と打ち合わせ。
昨日の観光局との話し合いを受けて、どう対応するのか
を話し合う。
2年前に「日本語ガイド養成スラス」を開講し、第1期の
卒業生を出した。
今回は、ガイド養成コースとせずに、「日本語観光集中コース」
とし、1年間の日本語集中基礎コースとする。
午後2時から午後6時まで。月から金まで。週20時間。
年間900時間程度の授業を行い、「集中基礎コース」
を卒業とする。その後、1年間の上級コースを設定。
このコースは、「日本語観光集中コース」の卒業生
だけでなく、他校の生徒など静岡会館日本語学校
の卒業生だけでなく、私たちの行う「試験」に合格した
学生は入学を許可する。大体、こんな内容である。
現在、観光局で募集した学生は17人。
今後、静岡会館として、テレビ等で宣伝し、
「日本語観光集中コース」の学生を50人程度
募集するようにしたい。2007年1月15日頃に
入学式・開講式を行う。

山西さんからメールあり。ボランティア貯金より
2005年度ボランティア貯金完了報告書について
詳細な問い合わせがあったとのこと。
バオミンさんと山西さんから送られたボランティア貯金
からの問い合わせ内容を詳細に検討し、対応を決める。

昼食ご昼寝。

午後2時半。読書。「平家物語」(第2巻)。

午後4時過ぎ。ボランティア貯金からの問い合わせの
回答の準備。

メールが満杯になる。メールボックスにあるメールを削除。

外は雨。夕方、仕事に疲れボーッとNHK衛星放送を見ていた。
福島県の飯坂温泉の紹介。摺上川ダム下に茂庭温泉
がある。茂庭広瀬温泉。市営温泉である。温泉付属の
「茂庭ふるさと館」で作っている手打ちそばがうまそうだった。
フエに戻って3週間。休みなしに働いた。ふーっと「温泉にでも
入って一杯飲んでゆっくりしたい」などという『邪念』が沸々と
湧き上がってきた。

ボランティア貯金から請求のあった「小山フエ滞在証明」
を山西さんに送る。パスポート、ビザをデジカメで写す。
飛行機のチケットとボーディングパスを渡してあるのに
更にボランティア貯金は、私が現地にいないのでないかと
の疑点を確かめるために、「滞在証明」を出せとのこと。
ボランティア貯金担当の方の仕事の熱心さ、責任感の強さに
感服する。文部科学省も内閣府もこうした職員がいて欲しかった。

午後5時半。子どもたちと夕食。日本料理店店長大塚さん指導の
てんぷら、天丼、味噌汁、野菜の甘酢など。美味しい。
本当の日本の味。


午後6時半から日本料理店開店。
午後8時半までに5人の来客。外は雨。人通りも
途絶える。

午後8時50分。閉店。子どもたちは帰る。
その後、日本人スタッフで交流会。午前1時半終了。
    

投稿者 koyama : 2006年12月16日 08:48

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