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2006年10月12日

終日自宅

晴天。

終日寝ている。

ボランティア貯金中間報告書を書く。

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「憲法9条を世界遺産に」(太田光:中沢新一著 集英社新書)

私が「爆笑問題」の太田光に興味持ち始めたのは、
昨年の秋だった。日本に帰り、夜眠れないままに
ラジオを聴いていた。
チャンネルを回すと突然、興奮気味に「大演説」をぶっている
声が聞こえた。おや?と思い聞き入ると、「憲法9条は大事だ、
何としても守もらなければならない。」と言う趣旨の話だった。
かれこれ20分程の大演説だった。こんなことをラジオで言う人は
誰だろう?と思い、聴いていると漫才コンビ「爆笑問題」の
太田光だった。ふた昔ほど前なら芸人さんでも政治的な
発言をする人はかなりいたが、今では誰も「怖がって」
無難な体勢順応なことしかいえなくなっている。そんな中で
真夜中とは言え、20分にわたり「日本国憲法、特に9条は
世界に誇れるものだ」といえる芸人さんは立派だと思い
聞いていた。

太田光は自分でも「私は左翼でも右翼でもない」としている。
憲法9条の矛盾も十分理解しながら、それでも世界遺産に
したいほど、世界に誇れるものだと言っている。

終日ショスタコービッチ5番を聞いていた。
教員になったばかりの1974年頃だったと思う。
春闘の賃上げで年度末にかなりのお金が入った。
学校に「世界クラシック音楽全集」を売りに来た業者が
いた。業者の口車に乗り、買わされてしまった。
30枚位のLPのレコード全集だった。その中に
ソ連のショスタコービッチの5番があった。通称「革命」。
20代の頃、何か苦しいことはあったり嫌なことがあった時
良く聞いた。1930年代。ショスタコービッチはスターリンに
たびたび批判され、その都度、「真摯な反省」をして
交響曲を9つ作ったと記されていた。

今年はショスタコービッチ生誕100周年とのこと。
久しぶりにCDで5番を聞いてみた。明日からの講演会を
頑張ろうといく気力が出てきた。20歳代、30歳代の苦悶
していた頃の自分が音の向こうでうごめいているように思えた。
懐かしい。

投稿者 koyama : 2006年10月12日 20:59

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