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2006年09月21日

1日中、活動する

曇り。  休肝日。

この火焔樹日記のアクセス数が20万に近づく。
明日あたり20万になりそう。
2002年8月2日から書き始めた火焔樹日記であるが、
20万アクセスを目標としていた。フエでの海外ボランティア
が毎日何をしているのか、何を考えているのかを
知ってもらいたいとの気持ちから始めた火焔樹日記である。
20万アクセス到達を願う。

数日前からNHK海外衛星放送が映らなくなる。
調査の結果、タイのクーデターの影響と判明。
タイの会社がNHK、CNNなどいくつかの放送をセットに
してホーチミン市の会社に売っている。私はホーチミン市の
会社からセットになった衛星放送を買っている。
タイでクーデターが起き、軍事政権が海外への衛星放送の
送信を禁止しているため、フエでNHK衛星放送が見られないと
いう訳である。

午前9時。「子どもの家」でセン委員長、水本さん、バオミンさん
と「子どもの家」図書館の利用法について協議。

水本さんは2週間「子どもの家」の図書館に張り付き、
図書館の利用について指導してくれた。
2週間の図書館体験から水本さんは以下のような問題点、
成果を報告してくれた。
①毎日20人以上の子どもたちが図書を借りて部屋で読んでいる。
 また、20人程度の子どもたちが図書館で本を読んでいる。
②シャーロックホームズ、ハリーポッター、五体不満足などの
 内容があり分厚い本を読む子どもたちが多い。「子どもの家」の
 子どもたちはしっかしとした読書をしている。
 また毎日1冊文庫本を読んでいる子どももいる。
 歴史関係の本が多く読まれている。
 参考書など勉強に関する本を借りる子どもたちも多い。
③図書貸し出しのルールを守れない子どもたちやスタッフが
  大変多い。
 貸し出しルールは、1日一人2冊から3冊、3日間で返すという
 ものだったが、返さない子どもたちがいる。
 この1年間に130冊の本が見当たらなくなっている。
 貸し出しノートに書き込まない子どもたちもいる。
④図書の整理整頓が出来ていない。
 あった場所に図書を返さない。1年前に種類別、学年別に
 図書を整理したが、1年後に着てみるとメチャクチャになっていた。

今後、セン委員長を中心に「子どもの家」スタッフ会議で指摘された
問題を話し合うということになった。

その後、セン委員長、バオミンさんと家庭の事情で退職を
希望しているスタッフの件について協議。
またスタッフ給料の値上げ問題について話し合う。

午前11時から地球の歩き方ツアーの皆さんと一緒に昼食。


午後2時過ぎ、バオミンさんと一緒に京都「フェアートレード」から
依頼された竹製の「うちわの柄」を作る工場を訪問。
10個のサンプルを作ってもらうことにする。

その足で縫製研修工場工事現場を視察。
基礎工事がかなり進捗していた。

「子どもの家」へ。
「子どもの家」では地球の歩き方ツアーの皆さん24人が
子どもたちと交流。音楽、絵画、日本語などを通して。

心臓の手術で9月19日にフエ中央病院に入院したターオちゃん
のお見舞いに行く。今日から一般病棟へ移され、お見舞いが
可能となった。心臓弁膜症。手術は成功し、あと10日間ほどで
退院できるとのこと。ターオちゃん(小2)は、青白い顔をしていた。
点滴をうけて、表情もなかったが、私に手を振っていた。

ターオちゃんは、日本の里親Nさんの支援の下、手術のできる
年齢になるまで頑張ってきた。やっと小学校にも入学し
体力もついてきたということで、手術を断行。
手術費用(20万円)は、「高野メモリアル基金」より寄贈。
基金の皆様に感謝。

フエ中央病院の入り口で帯広のYさんの「暖炉基金」で
口蓋・口唇裂の手術と心臓の手術を受けるQ君と父親に
出会う。今日入院したとのこと。近日中に心臓の手術をする。

帯広のYさんより1000ドルの心臓手術代をもらい、Q君父子に
渡した。その結果、入院と手術が決まったのである。
ベトナムの病院も現金である。手術代を前納しないと
手術をしないそうだ。Q君父子は最初に心臓の手術、
その後、口蓋・口唇裂の手術をすると喜んでいた。

午後4時半。日本料理店で日本料理店スタッフ全員会議。
この1ヶ月間、お客が多く、あまりに忙しいこともあり
全員会議が出来なかった。8月は402人の来客。
9月は既に300人以上の来客である。
8月1日から始めた昼の部の問題点、今後の日本料理店の
あり方などを話し合った。来週、もう一度話し合いを持つ予定。

午後5時45分、子どもたちや日本人スタッフと一緒に
久しぶりに夕食。子どもたちが「おこげご飯」を作った。
塩・胡椒・唐辛子をつけて食べると美味しい。

午後7時過ぎ、日本料理店を勝手に辞めて「悪い友達」と
付き合っていたT君が「もう一度、日本料理店で働かせて
欲しい」とやって来た。しばらく話をする。
この1ヶ月間、悪い友人と悪い事をしていたとの反省。
昨年起こした警察事件が昨日最終的に終了したとのこと。
これからは「真面目に」働きたいといっている。
こうした話し合いをこの数年間で何度したことか・・・・・。
①毎日定刻に出勤する事。仕事が嫌でも出勤すること。
②仕事の途中で消えないこと

この二つを守れるなら「もう一度チャンスを上げる」と
話す。T君は頑張るという。兄と同居していたアパート
からも出て行き、「悪い友達」のアパートにいたとのこと。
今は住むところもない、生活も出来ないので助けて欲しい
と言う。今日から仕事するように言う。兄も「自分のアパート
で生活させても良い」と言う。これからしっかりと日本料理店
の厨房で仕事をして欲しい。

投稿者 koyama : 2006年09月21日 21:34

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