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2006年09月17日

クアンチ省小児白血病患者訪問 

快晴。

午前8時。ACCLの渡辺和代さん、バオミンさん、フエ中央病院
小児科医師(白血病担当)リン先生とクアンチ省ドンハ近くの
小児白血病患者の自宅を訪問。
渡辺和代さんが理事長を勤めるACCLはアジアの小児ガンを
支援するNPO法人である。ACCLは当面、ベトナム中部の
小児白血病の子どもたちの支援を行うこと決めている。
具体的には、白血病の治癒率(現在20%)を50%まで高め
子どもたちの生活向上をめざすというもの。
今回は実際に生活している白血病の子どもたちの家庭と家庭での
生活実態を知るために家庭訪問を行った。

クアンチ省まで車で2時間。今回訪問する小児白血病の
子どもたちは、昨年渡辺さん、リン先生と訪問した家庭である。
子どもたちはフエ中央病院小児科白血病棟に入院。現在は
退院。月に1回程度フエ中央病院に通院し白血病の治療を
行っている。リン先生の担当している子どもたちである。

昨年、渡辺さん、リン先生と訪問した二人の子どもたちであるが、
残念ながら5歳の女子は3ヶ月前に力尽きて亡くなってしまった。
哀悼。今回は、お宅を弔問。ご両親に哀悼の気持ちを伝えた。
ご両親は亡くなった5歳の女の子だけの家庭。
リン先生に「子どもが欲しいが白血病が遺伝するかも知れないので
妊娠が怖い」と相談。リン先生が白血病は遺伝しないと話す。
私も1966年、16歳の弟が白血病になり6ヶ月で死亡したことを
話し、私も含め、兄弟に遺伝していないことを伝える。

続いて昨年訪問した小学校4年生の男子の家庭を訪問。
父親は建設業、母親は小学校の先生。
両親や子どもも自分たちのことを気にしてくれているリン先生
や関係者がいるということを心から喜んでくれていた。
小4の男子は成績「最優秀賞」を受賞している。
両親に子どもの状態、生活の問題、通院、治療の現状・問題
などを聞く。

更に車で30分。7歳の男子の家庭を訪問。
お母さんは父親不明で男の子を出産。その後、再婚し家を出る。
現在、64歳の祖母が男子の面倒を見ている。
フエ中央病院に入院治療後、自宅療養中。学校へは行って
いない。祖母は生活の大変さ、病気の孫の未来・治療などに
ついての悩みを話す。
男子は月の1回バスでフエ中央病院に通院している。

午後12時45分。ドンハ市内の大衆食堂で昼食。

午後3時過ぎ、フエ市に戻る。

午後5時、フエ中央病院小児科医長HUONG先生招待の
夕食会。フオン河畔の静かなレストラン。
小児科医医師、渡辺さん、税田さん、ミンさん、私。
2時間半ほどの歓談。

●レストランから見える夕日のフオン川

今日は1日車に乗っていた。かなり疲れる。

投稿者 koyama : 2006年09月17日 08:31

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