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2006年07月10日

横浜市立鴨居中学校全校講演会

終日曇り。湿度が高いがフエに比べれば問題外。

朝、昨夜受信のメールに返事を書く。
午前7時過ぎ自宅を出て、巣鴨→渋谷→菊名→鴨居と
乗り継ぎ横浜市立鴨居中学校へ。鴨居駅ではJASS教育担当
のKさんと合流。徒歩で鴨居中へ。片道2時間強。

鴨居中学校には昨年JASSスタディーツアーに参加した
大学生のAさんも手伝いに来てくれていた。

校長室で今日の全校講演会主催の「鴨居中生徒会本部役員」と
懇談。副会長には昨年のJASSスタディーツアーに参加した
中3のK君もいた。今回の講演会は昨年JASSスタディーツアー
に参加したK君の努力の主導もあった。生徒会本部と道徳教育
の2つの意味をもつ講演会となった。


副校長先生、担当の先生と打ち合わせ。

午前11時、600人の生徒が待つ体育館へ。
鴨居中は生徒会が先導し自分たちの靴をベトナムへ送る活動を
している。

「子どもの家」、ボランティア、世界の貧困、私たちの
生きる道、8月20日からのJASSスタディーツアーなどをに
ついて話す。




今日はかなり湿度が高い。600人の人間が体育館に入ると
かなり蒸す熱くなる。生徒さんは暑い中、熱心に話を聞いて
くれた。感謝。

講演会が終わる。生徒会長より「お礼の言葉」があった。
鴨居中学校はさすが中学生。講演会の準備から当日の運営まで
全て生徒がしっかりと進めていた。


生徒会本部副会長のK君は今年のJASSスタディーツアーにも
参加予定とのこと。K君は今年のJASSスタディーツアーでは
主任を勤めるとのこと。自主性があり有能な若者が育っている
ことを実感した。

講演会の最後に花束を生徒さんから頂く。

午後3時自宅着。
今日で今回帰国の講演会を全て終わる。7月1日から今日まで
連続10日間の講演会となった。かなり疲れた。講演会が全て
終わりほっとする。あとは、支援者や関係者との懇談があるのみ。

今回の帰国で12回の講演会を行った。支援者との懇談は13回。
結構忙しい毎日であった。


この数日の講演会の行き帰りに
「チルドレンな日本」(香山リカ・佐高信著:七つ森書館)
を読む。

この数年の小泉政治、プチナショナリズムといわれる昨今の
日本の「右傾化」はなぜ起こっているのかを対談形式で
話し合っている。
香山リカさんは精神科医師である大学の教師でもある。
本書で「自分は、多数はの尻尾についていたつもりだったのに
いつのまにかやら少数派の先頭集団になっていて、何ともいえ
ない居心地の悪さと、ま、やるしかないか、という諦めが
ごちゃ混ぜの日々を送っている」と書いている。
香山リカさんは精神科の患者と多く付き合い、今の社会の
ゆがみをつぶさに見ている学者でもある。
二人とも小泉「構造改革」になって日本が大きく舵を切った
と言っている。市民派(革新派)は、その潮目を見誤った。
革新派は国民・世論の潮目が変わったことに無頓着。
自分だけが正しいと頑固に思い込み、世の中が大きく
変わっていく実態に鈍感な人たちと批判している。
一読の書。

夜、21通のメール受信。ウーン、多い。
全てのメールに目を通す。必要なメールに返事を書く。
全て2時間。

投稿者 koyama : 2006年07月10日 19:54

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