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2006年06月02日

東京大仏・日比谷野外音楽堂へ

終日曇り。肌寒い。

テレビでは「今日は過ごしやすい」と言っていたが、私には
寒く感じた。

朝食。午前10時から1時間40分ウオーキング。
自宅から赤塚公園、赤塚遊歩道、東京大仏を回って赤塚台地を
散策した。今から20年ほど前からこのコースをウオーキングして
いる。20年前は丁度1時間で回り終えた。
20年後、1時間40分。体力が40%ほど落ちたことを実感した。
緑濃い赤塚遊歩道を散策する。新緑が目にしみる。
空気がきれいだ。

赤塚遊歩道から坂を上がると東京大仏。乗蓮寺。
1974年に出来た大仏。今はどうか知らないが、
当時は奈良の大仏、鎌倉の大仏に次いで日本で3番目に
大きな大仏だった。高さ15メートルほど。
世界平和を祈念する。

午後、ベトナム事務所や関係者などへメール。
7月15日までの間に行う講演会の日程、内容等を整理する。

「真夜中の太陽」(米原万里著*中公文庫)を読む。

午後5時、自宅を出て日比谷公園にある野外音楽堂へ。
午後6時から『STOP 教育基本法「改正」』集会に参加。
以下の人たちが呼びかけた「教育基本法改悪反対」の集会
である。

石坂啓(漫画家)、梅原猛(哲学者)、太田堯(教育学者)
小山内美江子(シナリオライター)、落合恵子(作家)、
川田龍平(人権アクティビストの会)、高橋哲哉(大学教員)、
竹下景子(女優)、辻井喬(作家)、暉峻淑子(埼玉大名誉教授)
灰谷健次郎(作家)、三宅晶子(大学教員)、山田洋次(映画監督)

呼びかけ人の何人かは多少、関わりのある人たちでもある。
川田龍平さんは、私たちの会の会員であり、「子どもの家」へ
も来てくれた。灰谷健次郎さんも「子どもの家」へ来てくれた。
落合恵子さんと高橋哲哉さんは私も一緒に高校の倫理の
教科書を執筆した。竹下景子さんは、私が東京弁護士会
から「人権賞」をもらった時の審査委員であり授賞式で
多少話したことがる。

自宅から33分で内幸町。日比谷公園の一角にある
日比谷野外音楽堂へ。既に会場の60%程度の参加者。


午後6時5分、主催者の高橋東大教授の挨拶で集会は始まる。

何人かの挨拶があり、共産党穀田国対委員長、社民党福島党首
の挨拶。集会宣言。この時点で会場の80%程度は埋まる。


午後7時過ぎに集会終了。国会へ請願デモ。

集会では何人かの懐かしい人たちと再会した。
20年ほど前に一緒の職場で仕事をした人や教員仲間。
Iさんとは5年間一緒の職場で仕事をした。その頃お子さん
の「まりちゃん」は4歳くらいだった。今年成人になったという。
写真を見せてもらう。魅力的なお嬢さんになっていた。

私がこの集会に参加した最大の理由は、「教育基本法」を
変える必要はないということに尽きる。
教育基本法は教育の憲法である。短いこの教育の憲法を
読むと「現状の教育行政」などが、教育基本法通りに
実施されていないことがわかる。戦後61年間、歴代の
与党・行政が教育基本法をないがしろにしてきたことこそ
問題なのであり、教育基本法が問題なのではない。
今回の問題の本質は、教育から日本国憲法をなくして
いくことだと思われる。

この種の集会に20年ぶりに参加した。
20年前と全く変わっていない集会運営と参加者の雰囲気。
この20年間で世の中は大きく変わったが、この種の集会に
関わる「幹部」の皆さんの頭の中は20年前と変わっていない
ようだ。
教職員組合など各種団体が旗を持って参加。組合などの
支部の旗などが会場に林立。(集会冒頭「旗を降ろす」よう
主催者からの要請があった)
30代の参加者も若干いたが、多くの参加者は50代以上。
組合や団体からの「動員」で来ている人も少なくない。
私のように個人で参加した人はあまりいないようだ。
集会を開催する意義を認めつつも、旧態然とした組織動員集会
には、若い人は参加しないだろうなと思った。
少なくとも今私が付き合っているボランティア志向の若者には
合わない雰囲気だった。

投稿者 koyama : 2006年06月02日 16:18

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