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2005年11月16日

終日雨。

昨夜来より豪雨。

今日は一日強い雨。気温も急激に下がった。
今までの経験では、こうした気候の時に体調を崩す。
少し「寒い」と感じた時、そのままにしていると必ず風邪を引く。
こまめな衣類調整が必要。ラームさんの話では数日は続くとのこと。

午前中、徒歩でベトナム事務所へ。
17通のメール受信。15通のメール送信。

10月22日テレビ東京「ザ・ドキュメンタリー」を見た東京の
会社社長からメール。返事を書く。

2006年1月5日「新英語研究会」全国大会記念講演についての
打ち合わせ、諸準備。

午後、豪雨。外出できない。

大相撲九州場所をNHK衛星放送で見る。十両の取り組みかと
思ったら「三役」だった。それほどお客が入っていない。
小結・大関の取り組みなのにテレビの画面に空席が見える。
カメラを引いた時など会場のガラガラ状態が一目瞭然。
お客が激減したことが良く分かる。相撲内容が面白くない。
特に大関陣がふがいない。既に栃東が休場している。
他の大関も4日目で既に優勝争いは無理だと思われるような
相撲内容。ヨーロッパ、ロシア、モンゴルなど海外勢の
相撲は面白い。何が起こるかわからない魅力あり。
総体として日本人力士の闘争心がなくなているような
感じがする。私だけがそう思っているのか?

東武鉄道の運転手が3歳の子どもを運転席に乗せたという
理由で懲戒免職となったそうだ。運転席の後ろに乗っていた
3歳の息子が騒ぐのでドアを開けると子どもが運転室に
入って来てしまった、怒ると子どもは座り込み泣いてしまう。
運転手は仕方なくその場に子どもを置いていたと言うことらしい。
確かに運転手の行為は軽率であり、人の命を預かる仕事
のモラルに反するものであり懲戒処分の対象である。しかし、
やはり懲戒免職とはあまりに杓子定規な処分である。
東武鉄道の『会社の厳正な姿勢を示したい』という気持ちは
良く分かるが、まだ、将来のある23歳の若い運転手を
「生贄」にすることはないように思う。
世の中とは不思議なものである。いつもこのような世の中に
なると「弱い者」が最初に槍玉にあがるのだ。
国鉄分割民営化問題の時は、「1円を着服した職員」が
やはり懲戒免職となっている。
ポマード大王(橋本元首相)が1億円の小切手をもらっても
覚えていないとぼければ、そのままである。
アスベスト問題を長期間放置した歴代の厚生大臣・次官など
「お偉いさん」は何の処分もない、やたら甘い国である。

午後7時過ぎ、日本の孫から電話。東京の自宅に来ているとの
こと。元気溌剌な声を聞いてこちらも元気が出た。
暗い話の多い昨今ではあるが、4歳の孫の声は自然に
人間の気持ちを和ませるものだ。電話から若々しい
エネルギーが飛び込んで来た。ディズニーランド・シーに行った、
新しい乗り物に乗った・・・・・、次々に話しまくる言葉の端々を
聞きながら、光景が目に浮かんで来た。この子も「おしゃべり」の
DNAをしっかりと受け継いでいるなと、不思議な安心感をもった。

京都で日米首脳会議。
共同記者会見をテレビで見る。NHK衛星放送。CNN.。
歴代首相でこれほど恥も外聞もなくアメリカの言いなりになる
首相も珍しい。

『日米安保条約による平和と安全の中に日本の発展があり、
しかるべき代価を払わないといけない。』
アメリカ軍の大幅再編に伴い米軍の司令部など軍事中枢が
日本へ配置換えされる。
当然ながら各地の自治体首長(ほとんどが保守系)が反対している。
これらの反対に対しての首相の言葉である。
平然と「代償を払わねばならない」と言っているが、
自分自身がその代償を払う一人にはならないのだ。
いつジェット機が落ちるか分からないところで生活はして
いない。夜も眠れない轟音の中で生活をしている訳ではない。
この首相にとっての「代償」はあくまで自分の関係ない
他人事なのだ。
BSE問題では、とうとう、国民の命を売ってしまった。
CNNでは、小泉首相はBSE問題でアメリカの言い分を聞いた
と言っていた。BSE問題は調べれば調べるほど、アメリカの
調査はいい加減なもののようだ。科学的に不確かな
段階での「政治決着」。小泉首相のブッシュ大統領の
僕(しもべ)ぶりが分かるというもの。

首相は『世界の中の日米同盟という視点から話した』
と言っている。今までの歴代首相はまがりなりにも
「アメリカは日本を守ってくれる」との建前は堅持していた。
小泉首相は、日本ではなく、イラク・アフガンなど
世界にアメリカと日本が出て行くとの姿勢を鮮明に
した。日本を守るためと言う『大義名分』の
日米安保が今や「世界中、どこでもアメリカと共に戦争をする」
日米同盟に変質した。歴史的な日米同盟の大転換を
いとも簡単にしてしまった。コバンザメマスコミは、本質的な
報道をしない。大政翼賛会マスコミ。

ライオン首相は「世界の憲兵」の手先宣言をしたようなもの。
自由と民主主義を世界に広めるとの両首脳の
話の実態は、イラクではアメリカがイラク兵を
ライオンの檻に入れて「大量破壊兵器」のありかを
尋問し、アメリカが自由と民主主義を与えたとする
イラクの暫定政府では、反政府勢力の容疑者への拷問と
虐待を日常的に行っていたと暫定政府自身が昨日発表している。

ブッシュ大統領と小泉首相の言う「自由」は
アメリカの勝手な自由、権力と力と軍事力を持った人たち
の自由である。金持ちなど「勝ち組」の自由である。
結局、今回の日米首脳会談は、アメリカの世界支配、
「自由と民主主義」を語ったアメリカの一国世界支配に
子分の小泉首相が「提灯持ち」をしたようなもの。
日本の安全を守るどころか、アメリカと世界中で
戦争をする体制が作られようとしている。
そのための憲法9条の改悪である。歴史の岐路。
他人事ではない。いつか、家族・子ども・孫が
イラクやアフガンなどに「国際協力」の美名の下、
戦争をしに行く時代が来る・・・・・・・。来ないように
しなければ・・・・・・。
戦争反対は思想・信条・イデオロギーの問題ではない。
人間を大事にするかどうかの問題。
昨日までの仲間に「刺客」を送り「惨殺」し、協力者は
山の奥まで刺客を放ち追求する。
この人に人間の温かい思いやりはない。


投稿者 koyama : 2005年11月16日 18:27

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