« 豆腐屋→日本語学校 | メイン | サンデー毎日取材 »

2005年07月29日

豆腐屋視察→ベトナムニュース取材→フエ高等師範大学長宅

午前4時、トンチンカンホテルから車で20分にある
農家の豆腐屋で「豆腐作り」を視察。ミンさんと一緒に。
8月末開店予定の日本料理店で出す「手作り豆腐」を
作るための勉強。
ミンさんは4時前に起きるのが心配で一晩中眠らずにいた
そうだ。

午前4時、農家豚小屋にある豆腐家内工場では、豆腐つくりが
始まる。70歳のおばあさんはこの道50年のベテラン。
昨夕から水に漬け込んで置いた大豆16キロを使い豆腐を作る。

浸水した大豆を「おから」と「ごじる(豆乳)」に分ける石うすの
機械にかける。水を適量流しながら、機械の両側に
「おから」と「豆乳」が出てくる。

おからは野菜くずと混ぜて直ぐ近くで寝ている「豚さん」のえさ。

とれた豆乳を更に布で絞る。

豆乳をかまどにかけて煮る。かまどには練炭と薪(まき)が入っている。

約30分ほど豆乳を煮る。あわがでる。100度程度の温度が
必要とのこと。煮あがった豆乳。

豆乳を30分ほど煮るが、その間、一切かき混ぜない。
そのため、豆乳の最下部はこげてしまう。
ベトナムの豆腐が「焦げ臭い」のそのためと分かる。

煮あがった豆乳に「特殊な液体」をかける。三回に分けて。

特殊な液は、煮あがった豆乳の上澄み液を一晩寝かせて
酸っぱくしたもの。
不思議にこの液体をかけると、煮あがった豆乳は、
少しずつ固まり始める。
固まり始めた豆乳の上澄み液をひしゃくですくい、
明朝まで寝かせておくと酸っぱくなり「凝固剤」(にがり)
の役目をする。

固まりかけた豆乳を木の「型枠」に入れて、3分間ほどおもりをかける。

水切りをした豆腐を布から出し出来上がり。その間約2時間。

今日の視察で分かったこと。
①基本的にはベトナムにある食材で豆腐つくりが出来ること
②豆乳を煮る時に根気良くかきまわすこと(焦がさないこと)
③日本のように塩化マグネシュームなどの凝固剤を使うのか?
 今日見た「豆乳を1日放置し酸っぱくした」凝固剤を使うのか?
 今後の研究が必要。
④豆腐作り用の豆乳は自分で作らなくてもフエにあることが分かる。

出来上がっと豆腐を少しもらいトンチンカンホテルへ帰宅。
午前7時、トンチンカンで朝食。5人の日本人で「冷奴」にして
試食する。

朝食後、午前9時、ベトナム事務所に「VIETNAM NEWS」
の記者が取材に来る。
ベトナムニュースはベトナムの公式な英字新聞。
最大の発行部数を誇る。全ての飛行機、大きなホテルには
必ず備えてある。
ホーチミン市・ハノイ市には本部や支局があるが、フエには
ない。今回はわざわざホーチミン市から記者が取材に来てくれた。
フエ市人民委員会の紹介とのこと。
ベトナム中部で活躍している海外NGOの代表として
JASSと私を取材するとのこと。
ベトナム事務所で1時間ほど活動内容、私の経歴などを
取材する。

「ベトナムニュース」ベトナム事務所で取材

その後、「静岡フエ青年交流会館」付属日本語学校
オートバイ研修センター、「子どもの家」を視察。

「子どもの家」を視察する記者

「子どもの家」で子どもたちと

8月1日頃のベトナムニュースに記事を掲載するとのこと。

午後12時、フエ高等師範大学学長に招待され
学長宅で食事。バオミンさんと一緒に行く。
昼食会には学長・学長夫人(中学数学教師)・
長女(東大理学部留学中)・次女(シンガポール大学留学中)
・3女(グエンチフン中)・吉祥寺のベトナム料理店で仕事を
していた婦人など・・。1時間半ほど食事をしながら歓談。
「子どもの家」の子どもたちのことなどを話す。

ベトナム事務所でメール受信・送信。
日教組「教育評論」10月号原稿草案。

夕食は内田さんたちと。
午後9時までトンチンカンの食堂で「世間話」。

投稿者 koyama : 2005年07月29日 23:27

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://koyamamichio.com/mt-tb.cgi/590

このリストは、次のエントリーを参照しています: 豆腐屋視察→ベトナムニュース取材→フエ高等師範大学長宅:

» Jake Skeffington from Jake Skeffington
If we have the opportunity to be generous with our hearts, ourselves, we have no... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年07月18日 16:58

コメント