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2005年05月23日

税田真理子さん歓迎会

午前8時半、ベトナム事務所へ。
バオミン・ベトナム事務所長と当面の諸問題について意思統一。
その後、税田さんとベトナム事務所での活動について話し合う。
ピースボートツアー(40人)が5月28日、29日に「子どもの家」や
日本語学校を訪問する。ピースボート担当の多賀さんが
ベトナム事務所を訪問。ラームさん、ミンさんが対応し、
「子どもの家」や日本語学校などを案内する。

午後3時40分、ベトナム事務所のサンさんと一緒に
ハイバーチュン中・高校の終業式に参加。

ハイバーチュン中・高校は来年で中学を廃止し高校だけと
なる。今年は中学4年生t高校生の終業式となる。
中学4年生と高校生を合わせて2010人。
終業式は午後4時開会ということになっていたが、
実際には30分ほど遅れて開会。
始めに女子生徒4人のカラオケ。歌は「夏の歌」。

始めに国歌。テープを流し聴くだけ。
国歌の歌い方も国によって各種各様である。
東京都では、歌わない先生は処分される。
どこかの県では子どもたちの声を3段階に
分けて、小さな声で歌った場合には、先生を
処分するとのこと。
国歌を歌うか歌わないかと「愛国心」とは
別物である。社会主義国のベトナムでは
愛国心教育を徹底しているが、国歌を歌うか
テープで流すかは、本質的な問題でない
ことを知っている。日本の教育執行者や
文部科学省の役人・お偉いさんの心が
いかに硬直し病んでいるかがわかる。

続いて来賓紹介。
父母会長、小山と紹介される。

続いて校長先生の話。

話の途中で卒業する高校3年生のあたりが
うるさくなる。校長先生は「3年A・B・C組がうるさい。
貴方たちが静かになるまで私は話をしない」と
怒ってしまった。
高校3年生は校長先生の話を無視して話し続ける。
しばらく校長先生の無言の挨拶が続く。
校長先生はもう一度、高校3年生を注意する。
やっと少し静かになる。後で聞くと、高校3年生は
今日で学校が終わるので、少し調子に乗っていた
とのこと。

続いて、体育や道徳、成績などで優秀な生徒の
表彰式に入る。
丁度、午後5時過ぎとなったため退席。

その足でサンさんと一緒に「税田真理子さん歓迎会」」へ。

ベトナム事務所員11人全員が揃う。(写真撮影はソン君)
12年前、私一人で始めたストリートチルドレン支援活動
がこうして11人のスタッフと一緒に仕事が出来るようになった
ことに感謝している。
税田さんが、健康で意義あるフエでの生活が出来ることを
ベトナム事務所員全員が祈っている。
私からは、「みんな仲良く仕事をして欲しい」と話す。
午後7時前、日本語学校に行く先生が途中退席。
その後、しばらく交流し、解散。
解散後、隣りの机でベトナム事務所のある「フーハウ地区」の
警察と人民委員会の幹部の交流会が行われていた。
私とミンさんが交流。しばらく交流する。またベトナム伝統の
「一気飲み」。

こうしてベトナム事務所の地元の役員と仲良くすることは
フエに住むためには重要なことである。
海外ボランティアは「泥臭い」草の根の活動資質がないと
勤まらない。海外ボランティアは理屈ではない。
人と人とのつながりである。フエに来ている海外NGOで
3年以上続いているボランティア団体はない。
「理屈でボランティア」をする団体は敗退する。
ボランティアは理屈ではない、心である。

投稿者 koyama : 2005年05月23日 22:57

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