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2005年04月19日

近畿JC受け入れ最終打ち合わせ

終日暑い。気温30度以上。真夏。
久しぶりに3人の日本語教師と朝食。フンボー。美味しい。
午前8時、ベトナム事務所でミンさんと打ち合わせ。

午前8時半、ベトナム事務所員全員・東京平和産業全員・
「子どもの家」4人の代表が集まり、近畿JCの「GTS」の
最終打ち合わせを行う。18人が参加。

たった一人でやって来て12年。
オートバイ修理工場、日本語学校、障害児医療センター
などを合わせるとスタッフの総勢は40人以上となる。
12年の歳月を感じる。

4月21日~23日まで「子どもの家」やオートバイ修理工場
などで「コンクリートの庭」を作ったり、草取り・土盛りをし
縫製工場の建築準備をしてくれる。「子どもの家」では
カレー、焼き肉など3回の食事も作り、子どもたちなどと
交流する。

●「子どもの家」スタッフ。セン・ロック・アン・タムさん

●東京平和産業スタッフ。ラーム・レー・ヒーさん

●ベトナム事務所スタッフ

90人近くの日本人を受け入れるには、ベトナム事務所・「子どもの家」
・観光の東京平和産業の全てのスタッフを総動員しなければ
成功することは出来ない。
1時間半の打ち合わせを行う。それぞれの部署の責任者などを決め
全体としてどのような取り組みが行われるのかを全てのスタッフ
が理解することが目的。

午前10時半から刺繍関連の新しい仕事について
刺繍の先生、ハンさん、ミンさんと打ち合わせ。
日本の大手の衣料会社からの特注を受けて、
Tシャツなどに刺繍をする仕事について相談する。
今後もこうした形の新しい分野に刺繍の仕事を
拡げて行きたいと思っている。

午後、ミンさん、ラームさん、サンさん、イックホアン(教え子)
と一緒に「子どもの家」、オートバイ修理工場へ。
近畿JCの作業の最終打ち合わせを地元の建築業者と行う。

●「子どもの家」で建築業者と手順や道具等のうちあわせ

●オートバイ修理工場で打ち合わせ

「子どもの家」には新しい子どもが入所していた。

今年の3月11日に高校同級生の若林君の娘さんと一緒に
現場調査に行った船上生活者の子どもDUY(ズイ)君である。
今年10歳。今まで学校へ行ったことはない。9月から
1年生として通学する予定である。
DUY君に聞いてみた。
(小山)友達は出来た?
(DUY)出来ない
(小山)「子どもの家」に慣れた?
(DUY)慣れた
(小山)「子どもの家」の食事は美味しい?
(DUY)美味しい、毎日5杯食べる

DUY君の幸福と成長を祈る。

フエ帰国初日はこうして終わった。


4月17日、トンチンカンホテルの近くの携帯電話屋さんに
強盗が入る。午後6時頃。開店中。高価な携帯電話だけ
ねらって盗み始めた。若い女性店員がそれを見つけたが、
強盗は女性店員の首をナイフでさして殺害。
警察に逮捕される。
フエに12年間住んでいるが、この種の強盗殺人事件を
聞くのは初めての事である。フエも物騒になったもので
ある。
強盗はハノイより北にあるランソン出身でハノイの大学
に入り、経済学を勉強していた。
途中で金持ちの不良仲間と友達になり、放蕩生活を
覚えてしまい、大学を退学。覚えた遊びを忘れることが
出来ず、フエで泥棒をしながら、贅沢な生活をしようと
したそうだ。
ベトナムの「経済発展」の見えない一面である。

投稿者 koyama : 2005年04月19日 20:46

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