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2005年02月14日

京都産業大学第2日目ー 国際ソロプチミスト帯広みどりフエ着

昨夜から8度5分の熱が下がらず。ミンさんも風邪。
1ヶ月ぶりに3人の日本語教師と食事をする。
3人とも元気に旅行をしていたとのこと。

午前7時40分、バオミンホテルへ京都産業大学スタディーツアーを
出迎えに行く。ホテルでベトナム事務所員を紹介。

22人の京都産業大学スタディーツアーに皆さんと
一緒に「子どもの家」へ。
「子どもの家」では子どもたちの歓迎の歌と踊り。

その後、「子どもの家」の各施設をミンさんとサンさんが案内。
午前9時から40分ほど、「子どもの家」の創立とその意味に
ついて話す。

その後、京都産業大学の学生さんたちは子どもたちと交流。

午前11時からレストランで昼食。ラームさんと一緒。

午後は京都産業大学のベトナム語講座があったが、立っていられず
休ませてもらう。サンさん、ラームさんがベトナム語講座を行う。
その間、私は部屋で寝ている。熱は相変わらず下がらない。
咳と寒気。倦怠。午後6時まで部屋で仮眠。
6時半、迎えのバスが来て国際ソロプチミスト帯広みどりの
皆さん(10人)を出迎えにフエ空港へ。

午後8時、フエ市内の食堂で「フォー」を食べる。
午後9時、センチュリーリバーサイドホテルへ。

その後、午後9時半、ミンさんと里子のA君の家へ。

詳細は「続きを読む」を


A君は「子どもの家」の創立時に「子どもの家」へ入所。
5年ほどして母親が「子どもを引き取りたい」と言ってきた。
母親は未婚の母。地雷で片足が吹き飛び義足である。
私たちは「A君を学校へ通わせる」「母親も仕事をする」
との条件を付けて「在宅支援」をすることにした。
その後、A君は勉強を続け、成績も常に最優秀。
3年前にはフエ科学大学コンピュータ科に合格。
来年の7月には卒業し、就職するところまで来ていた。

今朝、A君がベトナム事務所のハンさんの所にやって来て
「2日前から母親が行方不明になっている。フエのテレビで
行方を捜したいのでお金をください」と言ってきた。
ハンさんは、A君に600円のテレビで捜索する費用を
出しだそうだ。
午後3時頃、ミンさんから私に電話があり「A君の母親が
フォン川に入水自殺し、死体が上がったと警察から連絡が
あった」とのこと。
私はミンさんに「急いでA君の家へ行き状況を見てきて欲しい」
と頼む。ミンさんからの報告によると、隣におじさんがいるが、
貧しくお葬式を出すことが出来ない。シクロの運転手や近所の人が
家に集まっているとのこと。しかし、誰も葬式をあげるお金がなく、
A君は母親の入水自殺のショックで何も考えることが出来ず
ただおろおろしているだけとのことだだった。
今日は、京都産業大学、国際ソロプチミスト帯広などの
皆さんの案内で忙しく、A君の家へ行く時間がなかった。
国際ソロプチミスト帯広の皆さんをホテルへ送り
今日の日程が全て終わった午後9時半、ミンさんと
一緒にA君の家へ行く。近所の人が家の前に道路にいた。

お線香を上げて、唯一の親戚である叔父さんを呼び、
「明日の朝、子どもの家にロック寮長をここに派遣する。
お金を持ってくるので、必要なものは全てロックさんに言って
くれれば、費用は出します」と話す。叔父さんも喜んでいた。
A君は何も話せず、ただ泣いていた。私は「お葬式の
費用は全てJASSが出すから安心しなさい。今後、
大学も応援もする。苦しい出来事だが、乗り越えて欲しい」と
話す。
母親の入水自殺の真相は不明。

トンチンカンホテル戻ったのは、午後10時過ぎ。
体が棒のようになってしまう。頭痛、寒気・・・。
A君に取っては今日、今、誰かが行って励まして
やらねければならない。

投稿者 koyama : 2005年02月14日 23:24

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