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2004年12月03日
「子どもの家」創立10周年記念式典その1
午前9時から「子どもの家」で創立10周年記念式典を
子どもたちと一緒に行う。
●10周年式典看板
JASS 37グエンチャイ「子どもの家」創立10周年記念
1994年11月21日~2004年11月2121日
参加者:
●「子どもの家」の子どもたち
●在宅支援の子どもたちと保護者
●「子どもの家」スタッフ
●フエ市人民委員会外務部長
●フエ省・フエ市の「子どもの家」関係者
●ベトナム事務所員・日本語学校関係者
今日の式典は、「子どもの家」の子どもたちや
在宅支援の子どもたちを中心に創立10周年を
祝った。本来なら11月26日に行われるはずだったが
5年ぶりの大洪水のため延期となっていた。
式典は「子どもの家」の2階の音楽室で行われた。
司会は「子どもの家」のロック寮長。
①出席者紹介
☆ニエン・セン・小山による「ろうそく点灯式)
②セン運営委員長の発表(10年間の記録)
③小山JASS代表挨拶
④ニエン越日交流委員会委員長挨拶
⑤関係者へJASSより感謝状贈呈
⑥子どもたち代表によりお礼の言葉
⑦卒業生挨拶(SONベトナム事務所員見習い)
⑧子どもたちにお菓子贈呈
⑨会食
★(1)始めにセン運営委員長による「10年間の実績」報告
・「子どもの家」の10周年はJASSとフエ市人民委員会の
支援、指導のお陰である。
・今日、10周年を迎えこのような式典をすることが出来
本当に嬉しい。
・ベトナム政府も「子どもたちが未来を作る」と言っている。
・この10年間に296人の子どもたちが入所し、生活した。
・現在、62人が入所している。(男33人、女29人)
在宅支援22人。
・2003年~2004年までの1年間の子どもたちの成績
☆最優秀・優秀 41%
☆普通 50%
☆良くない 9%
・英語、日本語、パソコン、音楽、絵画、図書など
文化的活動を進めた。
・同時に職業訓練も前進した。
オートバイ研修センター、ミシン、靴、窓鉄枠作り等
刺繍、木工彫刻研修など行った。
・ミシン研修は10期生、149人がソ卒業した。
・コンピュータ教室は過去10回募集が行われ604人が
卒業し社会で活躍している。
・「子どもの家」では道徳教育を進めている
ベトナム国家再建のため心と体を育成する必要がある。
学校では「ホーチミン共産青年団」に加入、「子どもの家」
では、赤旗隊を組織し、子どもたちの道徳教育を進めている。
・各所のレクリエイションを組織。6月1日は世界子どもの日
8月には海や温泉、焼肉パーティー、冬にはクリスマス会
など日本人の内田さんなどに寄贈して頂き実施。
・スタッフは私も含めて全員動労組合に加入し、「子どもの家」
の管理運営に責任を持っている。
・2005年に方針
今までの成果を更に発展させる。
子どもたちの自立・自活に向けてきめ細かい取り組みをする
子どもたちを育てる専門職としての知識と学習を進める。
・今後、スタッフの専門職としての専門的な勉強をしていきたい。
★(2)小山挨拶
・1993年にフエに一人で来た。1994年に6部屋の「子どもの家」
を建築した。その後、多くの心ある日本人の支援で10年間活動できた。
支援してくれた多くの日本人とベトナム人スタッフに心から感謝したい。
・日本の多くの支援者は、「子どもの家」の子どもたちが、自立し・自活
出来るようになって欲しいと思っている。そうした日本人の気持ちを
して欲しい。
・子どもたちの皆さんが健康に過こし、将来、社会で困っている人のこと
をいつも考える人間になって欲しい。
●ニエン氏挨拶
★(3)ニエン「日越交流委員会」委員長・フエ市人民委員会外務部長
・「子どもの家」の1周年はJASSとフエ市人民委員会との協力の成果
・子どもたちは学校の勉強だけでなく「道徳」を身に付けて欲しい。
・子どもたちは先生(スタッフ)の言うことを良く聞くように。また、
子どもたち同士もお互い愛情をもって付き合うように。
・私も子どもの頃は仏教の影響を受け、ボーイスカウトもして
社会に奉仕する気持ちを学んで来た。私も頑張りますが
参加も皆さんも今後、良い成果が出るよう努力しましょう。
投稿者 koyama : 2004年12月03日 23:14