« 母の日 | メイン | 安倍首相の「戦争法案」に根本的に反対する »
2015年05月13日
鍼灸治療:安保法制全文読了:安保法制法案の廃案を求める
午後2時から2時間近くかけて、鍼灸治療をしてもらう。
大学同級生の大極さんの「ももの木 鍼灸院」で
針とお灸による体力回復・咳・痰の除去の治療をして
もらう。感謝。
午前中と「ももの木」鍼灸治療院への往復2時間半、
夕方をかけて、5月12日付けの朝日新聞の
「読みとき 安全保障法制」の記事全文を読了。
具体的内容は、明日安倍内閣が閣議決定し国会へ提出する
4種の11法案の「安保法制」関連の法案の「全文」と
朝日新聞としての解説。
結論を先に言えば、「恐るべき内容」。
ヒトラーの「ファシズム」と同じで、国民にその内容が
分からないうちに法律を作り、国民をしばりあげる 内容。
安倍「安保法制案」は4種・11本の法律からなっている。
第一は「武力攻撃事態法改正案」。
今までも憲法9条を捻じ曲げ、「個別的自衛権」
との概念を作り上げ、2003年、日本が外国の攻撃を
受け戦争(有事)になった場合の対処法を作り上げた。
今回の改正案は、「個別的自衛権」を乗り越え、
アメリカなどが攻撃を受け、「日本や日本国民が深刻な
状況に」なった場合(存立危機事態)には、アメリカなどを
支援し、アメリカの敵国と戦争をすることを可能とした。
第2は「重要影響事態法案「(周辺事態法改正案)
日本が直接攻撃を受けなくても「日本の安全にかかわる」
と判断された場合、自衛隊が地球の裏側でも支援活動が
出来るとの内容。法案は「米国など」となっているので、
アメリカ以外の国であっても「日本の安全が侵される可能性
がある場合」には、アメリカ等(推定では豪州・・)が闘って
いる海外どこへでも自衛隊が出張って行くという内容。
第3は「国際平和支援法案」(新法)→恒久法
国際社会の平和や安全を脅かす状況(国際平和共同対処事態)
がおこった場合は(日本に直接脅威がなくても)地球上、どこへでも
自衛隊の派遣を可能とする。「戦闘行為が行われている現場」
でなければ。弾薬輸送・・・・・・
第4は「PKO協力法改正案」
これまで自衛隊は、国連主導の人道・復興支援
として
①紛争当事国が停戦に合意している
③紛争当事国が日本のPKOに参加に合意
④片方の勢力の偏らない
⑤武器使用は最小限
という原則を持っていたが、今回の改正案で
①国連が関与しない平和維持活動にも参加
②住民をまもる治安維持
③離れた場所に駆けつけて、他国軍や民間人を
警護
④任務を遂行するための武器使用
という改正案、新法11法案である。
全体的にいえば、自衛隊が「自国を守る」という概念を
捨てて、世界中どこへでも「でかけ」事実上の戦争が
出来るようする新法・法案改正である。
標記の内容を実施するのであれば、日本国憲法9条を改正
しなければ、無理なはなしではある。
安倍首相の「安保法制」案が通れば、上位の憲法を
無視しても下位の「法律」を何でも作れるという
「日本無法国家」になってしまう。
安倍首相は、歴代の自民党の関係者がやりたくても
出来なかったことを、「立憲主義」をかなぐり捨てて
実行するという「行動力あふれる」首相である。
戦後の日本国の骨格・背骨を捨て去る安倍首相の
「暴挙」に強く抗議し、11の法案全てを廃案にする
行動と世論の喚起が強く求められている。
今回の11法案が通ってしまえば、最後の「徴兵制」が
俎上に上るのも近いであろう。
投稿者 koyama : 2015年05月13日 02:39