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2013年06月30日
ウオーキング→池袋へ
午前11時、自宅を出て「板橋区立美術館」へ。
途中、徳丸ヶ原の名残のある遊歩道を歩く。
緑に包まれた、遊歩道。江戸時代後期(1841年)、
洋学者「高島秋帆」が日本で初めて「西洋砲術の演習」を
行った場所。高島秋帆(しゅうはん)の名前を取って、
高島平という。この遊歩道は、秋帆が西洋砲術の演習を
行った徳丸ヶ原の森林の一部を現在に残したもの。
ほぼ紫陽花の時期も終わりつつある。
約40分ほど歩き「板橋区立美術館」へ。
「2013 イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展」
を観に行く。
イタリア・ボローニャ市で行われ「フック・フェアー」で
行われた「原画展」に入選した絵本の原画77点が
展示されている。
3000点の出品希望の中から選ばれた77点。
日本も含めてヨーロッパ・アジア・アフリカ・南米などの
絵本作家の原画が展示されている。
1時間程、各作品を見て歩く。親子連れの家族が多かった。
ベトナムからの出品はなかった。
印象に残ったこと
①韓国・イランの作品にひかれた。強く訴えるものがあった。
(日本の絵本の大半は、岩崎ちひろ的な水彩画風の
ポアーンとした色調。韓国・イランの作品はかなり強く
刺激のあるもの。
②ドイツの数人の原画は、かなり機械的・写実的な絵本原画
だった。
それぞれの国情・国民性が出ているようだ。
美術館から更に30分程歩き、都営三田線の新高島平駅まで。
都駅三田線で巣鴨乗り換え。池袋の西武に行く。
スポーツ館で「腕に巻く重り」を買う。足は500グラムだった。
既に数日500グラム×2つ=1キロの重りを足につけて
歩いている。これが、相当の「負荷」となる。たった500グラムと
思っていたが、とんでもない効果があることが分かった。
腕に500グラムの負荷をつけたら、多分数日で筋肉が
参ってしまうと判断し、「300グラム」×2つの重りを買う。
小学生の頃、遊びに来ていた池袋の西武や西口などを
散策した。(池袋西武デパートまで歩いて行けた)
今日は、1万歩以上歩いた。
読書「後藤田正晴」(保坂正康著:中公文庫)の続きを
読む。
後藤田が中曽根内閣の官房長官の頃(1981年)の
日本国家の赤字は、10兆円だった。現在はその10倍
以上の120兆円以上だ。財政赤字は、垂れ流しのまま。
この中曽根内閣は、バックに田中角栄がいて、収賄容疑者の
田中角栄の力でできた内閣なので「田中曽根内閣」と揶揄されて
いた。
中曽根は、「戦後政治の総決算」「日本列島不沈空母」化を呼号
していた。現在の安倍首相の叫んでいる「憲法見し・改定」
「戦後政治の見直し路線」の先輩ではある。
しかし、後藤田は官房長官でありながら「僕は憲法を評価している。
日本の社会は全体として良くなっている」「憲法改正を政治日程に
あげ、国論を二分する争いを引き起こすような事態は好ましくない」
と言っている。
平成3年のPKO論議の際も「憲法を守れ。安易に自衛隊を
海外に出すな」と言っている。
戦争を台湾で体験した後藤田と戦争体験のない「おぼちゃん」
である安倍首相の人間の「でき」の違いが、その思想と発言に
あらわれている。
党是として、「押し付け憲法の改正」を掲げている自民党では
あるが、今から20年ほど前までは、自民党の中に戦争を
体験した長老連中がいて、時々起る「右翼バネ」を是正する
程度の良識が自民党内にあったのだ。今は、それらの長老
が引退し、戦争体験のない、おもちゃの戦争しかしらない
安倍・下村文科相など本当の戦争をしらない連中が
自民党の指導部となった。
かつての自民党の「長老たち」は、党外から「戦争おもちゃごっこ
安倍内閣」に対して「批判」をおこなっている。
今日は足に1キロの重りをつけて、1万歩以上歩いた。
相当、足の筋肉がいたいが、良い運動になった。
ベトナム事務所からいくつかのメールあり。
体調が少しずつ回復している。ありがたいことだ。
投稿者 koyama : 2013年06月30日 10:19