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2011年12月27日

内田さん帰国

雨・時々曇り。 寒い

午前7時、朝食。チャオ・バイン・カイン


たくさんのメール受信。1日中、メールへの応答。

訪日団の関係書類、日本での宿泊ホテル等の予約、
訪日関係書類作成で1日が終わる。

京都市役所・静岡市役所からのメールへの対応。

バオミンさんといくつかの問題について電話で協議。


午前11時半、昼食。春雨麺

午後12時半から昼寝。体が異常にだるい。
1時間半ほど睡眠。

読書「革新幻想の戦後史」(竹内洋著:中央公論新社)読了
いわゆる「右より」の人たちが、戦後をどのように総括しているのか
という点で非常に興味を持って読めた。同時に読み応えの
ある内容だった。一部賛同できる部分もある。
石坂洋次郎の評価には賛同する。

筆者は、1955年共産党第6回全国協議会で極左冒険主義・
火炎瓶闘争・武装闘争をやめた日本共産党は「戦後の革新」
陣営から脱落したとして、記述をしていない。代わって、
岩波書店「世界」が戦後革新の主流派と持ち上げている。
1960年代後半の学園闘争では、小田実の「ベトナムに平和を
市民連合」を革新の中心に描いている。
このあたりは、相当、ピントがボケている。
1960年代後半の70年安保闘争では、丸山など戦後の
「進歩的知識人」の敗北、全共闘の「戦後知識人批判」には
道理があるとの立場。このあたりは、賛同出来ない。
60安保、70安保での日本共産党の位置を全く無視した記述は
学者としての能力の限界を著者自身がもっていることを自己告白
しているようなもの。

午後4時、宿舎の近くへ車が来る。内田さん、ソン君・メンさん
夫妻・バオ君。

一緒に内田さんの帰国の見送りにフエ空港へ。


10日間の内田さんのフエ滞在に感謝したい。

ベトナム事務所スタッフの職員旅行、クリスマス会の実施など
様々なこどもたち・ベトナム事務所スタッフへの支援を行って
頂いた。

午後5時半、宿舎へ戻る。

宿舎に着いて午後9時まで仕事。

疲労困憊。


投稿者 koyama : 2011年12月27日 22:00

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