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2011年12月25日

地球の歩き方ミニツアーを案内・講演、全教千葉夕食会

終日雨

連日の疲れが出て、朝起きられない。
午前7時45分、ソン君が迎えに来てくれるのだが、
目覚めは午前7時。朝食を摂る食欲なし。
内田さんから頂いた「飲むヨーグルト」を飲んで、
ソン君と一緒に車で「地球の歩き方ミニツアー」の
皆さんの泊まっているホテルへ。

皆さんと一緒に「子どもの家」へ。A8:30着。

労働組合室でソン君の説明を聞く。

今日は地球の歩き方ツアーの皆さん(4人)と昼食を作る。
既に食事担当のスタッフが、食事用の「練炭」を起こして
準備していた。

約1時間かけてソン君が自ら生活した「子どもの家」の
諸施設を案内。「子どもの家」で小さかったソン君が
ベトナム事務所スタッフとなり成長し、日本語でしっかりと
「子どもの家」を案内できる時代が来るとは思っても
いなかった。「継続は喜びなり」。


里親の川向先生から贈られたクリスマスプレゼントの
「ネックレス」を私に見せて喜んでいるNGAさん。


音楽室では、エヤロビクスの先生を招請し、女子に「エヤロ」教室
を実施していた。しばらく見ていたが、かなり運動量が多い。
また、頭脳明晰でないと複雑なエヤロビクスの運動を覚え
られない。頭と体の総合的な運動と見た。

現在、ベトナムの学校は試験の真っ最中。
フエ師範大生物学科4年生のターオさんは、2012年6月に
大学を卒業し、フエ市内の県立高校の生物の教師を目指している。


他のこどもたち(主に女子・男子は遊び歩いていた)も熱心に
寒い部屋の中で猛勉強。


見るとはなしに雨の「子どもの家」の庭を見た。
大きな「火炎樹の木」。10数年前に茨城県派遣の
青年の翼で「子どもの家」を訪問した若者(JASS茨城の会
を作った皆さん)が記念植樹した高さ1M、太さ1センチほどの
苗木がこんなに大きく成長していた。

何事も時間、忍耐強く待つことが必要なことを改めて実感した。



「子どもの家」の2階からソン君の案内の様子を見ている。
「子どもの家」入り口の門の前をなにやら怪しき人物が
見え隠れしている。良く見るとミタ顔である。
フン君だ。以前住んでいた「ハイリーホテル」の
名前の元になりハイ君の弟だ。「子どもの家」卒業生。
いそいで門に行き「中に入りなさい」と促すも「恥ずかしくて
入れない」という。
小山「今、仕事は何をしているの?」
フン「フエ市内のロマンスホテルの警備員」
小山「給料は?」
フン「1230000ドン(100ドル弱)」。

フン君も良く仕事を変わる男だ。以前は、「子どもの家」の
門前で靴の修理屋をしていた。その後、いくつかの仕事を
経験し、ホテルの警備員に落ち着いたようだ。

今日は日曜日。「子どもの家」の前をうろついている。
フン君も日曜日には、自分の育った「子どもの家」に
来たいのだ。何度も中に入りなさい、と促すが
恥ずかしいと言って入らないのだが、といって、
帰っていくのでもない。門前をフラしている。

きちんとした身なりをしている。生活は安定している
ように見えたので一安心。


午前9時半前、「子どもの家」と「子どもの家」スタッフ、
地球の歩き方参加者と一緒に近くの「タイ・ロック」
市場に昼食の食材を買い物に行く。


「子どもの家」のこどもたちには日本人と買い物に行くことは
強制していない。その時、日本人と市場に行きたいこどもたち
が一緒に行く。

市場で食材の買い物



コラーゲンたっぷりの「豚の耳」。
一説では、顔など皮膚には「外からコラーゲンを塗ったくっても」
皮膚の中には入らないとのこと。食事によって体内に入った
コラーゲンは「威力を発揮する」という。この豚の耳を食べると
顔の皮膚が10歳は若返る、かどうかは分からないが・・・・。
どこかの家のお風呂場に併設されている化粧室に「コラーゲン入り」
何とか・かんとかという「ビン」など何種類もおいてあるが、
「実証科学的」に何ら効果がないことを、私の視覚で確認している。

市場で買い物後、こどもたちと昼食の料理をする


ぶらぶらしていて中学校も中途退学したT君。職業訓練もいくつ
替わったのだろうか? 今は、ラデン細工の彫刻をしてはいるが・・・?
女子のPさんは、フエ医科大6年生、。来年6月には、医師になる。
そんな二人ではあるが、いつも仲が良い。T君の「明るい性格」の
せいだろうと思う。T君が忍耐強く職業訓練を進め、自立して
欲しいと願っている。


昼食の調理中、体がだるく、男子の部屋のベッドで横になっていた。

午前10時、「子どもの家」2階の音楽室で講演会。



午前11時過ぎ。食堂でこどもたちと地球の歩き方ミニツアー(4人)
の皆さんが昼食を摂る。私も一膳を食す。



隣りに静大工学部入試に「失敗」するも、2年間日本語を勉強した
ニーさんが座る。日本語で交流・会話、話が進む。



今日の昼食。1食40円ほど。


・米麺の野菜炒め
・アヒルの野菜入り玉子焼き
・野菜と肉のスープ


こどもたち昼食風景



午前中の「子どもの家」での活動が終わり、地球の歩き方ツアーの
皆さんは、セン「子どもの家」委員長にこどもたちへのお土産を
渡す。



雨の中、車でホテルへ。

その後、宿舎へ帰る。


そのままベッドに横になる。気づくと午後3時。2時半ほど
寝た勘定だ。

当面しなければならない沢山の仕事に囲まれている。
ひとつずつ、こなしていかなければならない。
面倒な仕事がたくさん目の前に横たわっている。

仕事の途中、洗濯をする。

午後5時半、徒歩で日本料理店へ。

午後6時、全教千葉女性部の皆さんと夕食懇親会。
私、バオミンさん、富岡君が参加。

全教千葉の皆さんは、今日の日曜日、ナムドンの山岳地帯へ
行き、地元の「トゥオンロー小学校」のこどもたちに奨学金を
渡す。


グエットさん、古賀先生も奮闘


午後9時半、閉会



全教千葉女性部の皆さんのエネルギーには、圧倒される。

明日からハノイへ。皆さんの安全な旅行を祈念する。
同時に全教・千葉の皆さんと共に日本の教育の民主化・反戦平和の
ために闘って行きたい。

投稿者 koyama : 2011年12月25日 17:41

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