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2011年04月04日

米国人訪問者懇談・案内

気温31度 湿度50%

午前5時起床。

午前7時朝食。ブンボー。
やっと平常の食事をすることが出きるようになった。

食後バオミンさんから電話。アメリカ人がベトナム事務所を
訪問、話し合いたいとのこと。

午前8時過ぎ、急いで(徒歩)ベトナム事務所へ。

アメリカのデンバーから来た男性。建築士とのこと。
世界を回って仕事をしているようだ。

私が「ベトナム戦争」の頃は何をしていましたか?
と質問すると、「まだ子供だった」とのこと。ということは
40歳代後半か50歳位か? 外国人の年齢は分からない。

英語の観光ガイドブック「ロンリープラネット」を読んで
来たとのこと。
私に「何故、ストリートチルドレンや貧しいこどもたちの
支援をしているのか?」その理由を聞きたいとのこと。
私の生い立ち(中国からの引揚者の家、父親が早世し
翌年弟が高1で白血病で亡くなったこと、高校から
牛乳配達・1年間ラーメン屋に勤めたこと・・・・)など
を話し、貧困のこどもたちに共感する気持ちを持っている
ことなどを話す。また、ベトナム戦争反対運動に参加した経験
なども話す。

また、「どんな活動をしているのか?」との質問もあった。
自立への取り組み。JASS企業群の話などをする。

アメリカ人は、JASSの公式HPを読んだがあまりに古すぎる。
今聞いた話は素晴らしい。どうしてHPに載せないのか?
HPに現在の活動がきちんと乗っていれば、アメリカに
帰って友人に知らせ、応援したいとのこと。
会の公式HPには、英語版もある。2002年位までの
活動しか乗っていない。

1時間半ほどアメリカ人と話し合う。

「子どもの家」を訪問したいという。
バオミンさんが午後3時に来てくれれば案内すると返答。

会議室では北海道への刺繍等の作品の制作について
「子どもの家」の刺繍の先生、ハンさん、原田先生で
打ち合わせ

午前11時50分昼食。ベトナム風「魚入り野菜雑炊」

食後読書

「汚名(検察に人生を奪われた男の告白)」(鈴木宗男著:講談社)
を読了。

権力とマスコミが結託すると何でもできてしまう。
鈴木宗男「悪玉論」が日本中を席巻。
本書を読むと権力者同士の争いに鈴木宗男が
負けたということになる。
権力者の一人でもあった鈴木宗男が権力の主流派から
「追い落と」される必要が出れば、どんなにあがいても
抹殺されるということが具体的に分かる。鈴木宗男の
盟友である「外務省のラスプーチン」こと佐藤優の
『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)
をあわせて読むと内情が理解できる。


「いわずに おれない」(まど みちお著 集英社)を読む。
詩人まどみちお 96歳のインタヴューを含め
まどみちおの思想が書かれている。
まどみちお は「ぞうさん おはながながいのねの作者。


午後3時、ベトナム事務所でアメリカ人と合流。
タクシーで「子どもの家」へ。セン委員長に紹介。

その後、「子どもの家」の各施設、「子どもの家」の機能、
歴史などを案内しながら説明する。



午後4時半、宿舎へ。

東電福島原発では、放射能「汚染水」を海に放流した
とのこと。政府(菅首相・保安院)と東電は「やり放題」。


放射能の拡散地域も政府の言っている地域とはかなり
異なる。関東地方も含めて広範囲である。(以下の読売新聞)
(写真もあるが、転載禁止となっている)
東北から関東地方までの海産物が売れなくなることは
明らか。「馬鹿な人間が恐れおののいている」ので
買わない「風評被害がある」というのか?
今まで政府の安心・安全という言葉で、国民は何度
騙されていることか? 
政府不信の国民の自衛手段だ。

「サリドマイド」「水俣病」「薬害エイズ」「C型肝炎」・・・・
政府・行政の行為で行われた人間虐殺の犯罪である。
全て裁判で国家が断罪されている。
戦前で言えば、敗戦直前、中国から一番最初に逃げたのは
関東軍・政府・警察関係者である。一般庶民は何も知らされず
ソ連の不法侵入で多くの民間人が犠牲になった。
我が兄もその際、5歳で亡くなったいる。国家は信用できない
というのが私の基本的な信条である。
今回の地震・津波・福島原発。地震・津波は自然災害である。
しかし、岩手県普代村では15・5Mの「防潮堤と水門」を村につくり、
津波を跳ね返し、一人の死者もださず3000人の
命を救った。(海に水位を見に行った村民1名が亡くなった)。
津波も「想定外」ではなかったのである。
想定していた日本人と村があったのだ。
「想定外」を連発するのは、責任を逃れたい人間だけ。

東日本大地震被災者支援の第3弾・第4弾の計画を
たて、近日中に実施する計画である。
フエで出きる庶民への支援をしたい。


日赤や中央共同募金会には1000億円の義捐金が
集まっていると言う。未だに被災者へ渡されていない。
これらのボランティア貴族は、被災者の本当の
苦しみを共感していない。神戸の地震の際も
数ヶ月後に支給されたそうだ。

1000億円のお金を寄付した人たちは、今、被災者を
応援したいのだ。銀行通帳がなくなったり、お金が
なかったりする被災者は多い。日赤などはお金を
持っていない被災者や寄金者の気持ちを理解し
屁理屈をこねまわざす、お役人根性を捨てて、
今すぐに支援金の一部でもいいから支援者に
手渡すべきである。支援金配布が「不平等だ」
との非難を受けたくないので、時間をかけて
「平等に配布したい」との気持ちは理解できるが、
とりあえず、当面のお金を被災者に配るべきである。
日赤や共同募金会は「お役人根性」を捨てて、直ぐに
立ち上がるべきである。貴方たちは、そのために
存在しているのだ。
ーー
以下、今日の読売新聞より(情報は京都のTさん)


東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府が公開していないことが4日、明らかになった。

 ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づいて独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サイトで公開している。日本政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方が改めて問われている。

 気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。

 同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1~2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や継続期間、どれくらいの高さまで上ったかを、風向きや天候など同庁の観測データを加えた上で、スーパーコンピューターに入力し、放射性物質の飛ぶ方向や広がりを予測している。

(2011年4月4日14時30分 読売新聞)

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気象庁拡散予測「公表すべきだった」…官房長官
読売新聞 4月4日(月)16時46分配信

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行いながら、公開していなかったことに関し、枝野官房長官は4日午後の記者会見で、「少なくとも隠す必要のない情報。誤解を生まない説明を付けて、公表すべきだった」と述べた。

 気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。

 同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1~2回、拡散予測を計算している。 最終更新:4月4日(月)

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以下、読売新聞(4月4日)

小魚から放射性物質…影響ない程度・規制値なし
読売新聞 4月4日(月)20時37分配信

 茨城県北茨城市の平潟漁協は4日、同市の長浜沖でとれたコウナゴから1キロ当たり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。

 魚介類の放射性ヨウ素についての規制値はないが、飲料水で300ベクレル、野菜類で2000ベクレルと定めた規制値に比べて高い。

 コウナゴは1日に船引き網漁で捕獲された。1キロ当たり447ベクレルの放射性セシウムも検出されており、魚類の暫定規制値の500ベクレルに近い値だった。

 同漁協は、1日までに日立沖などで採取した魚介類5品目について、民間の検査機関で放射性物質を検査。カレイやヒラメなどほかの魚介類から検出された放射性ヨウ素は最大でも35ベクレルで微量だった。

 現在は茨城県沖でコウナゴ漁が行われておらず、同県産のコウナゴが市場に出回ることはないという。

 厚生労働省によると、魚類に関する放射性ヨウ素の規制値は、海水で拡散することや短期間で放射線が半減することなどから、危険性が低いとして定めていないという。

 今回、コウナゴから高い値のヨウ素が検出されたことを受けて、厚労省は茨城県に対し、出荷について慎重な対応を求めるとともに、今後、魚類の規制値について検討する。 最終更新:4月4日(月)20時37分

投稿者 koyama : 2011年04月04日 19:23

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