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2011年01月19日

1月19日午後10時からテレビ朝日「報道ステーション」を見てください。

今日(1月19日:水)テレビ朝日系列「報道ステーション」
をご覧ください。
1月19日(水)午後10時からの「報道ステーション」で
JASSの会員だった故「木村百合子先生」
の自死事件の実相・裁判などの経過と現状等が
報道されます。

テレビ朝日系列です。多くの方に見て頂きたいです。

木村百合子先生は、静岡大学の学生時代、授業で
私のベトナムでの活動のビデオや内容を勉強し、
学生時代にJASS活動に参加しました。
JASS静岡の会に所属し、ベトナムの「子どもの家」にも
何回か来て、ボランティア活動も行いました。

静岡大学を卒業し、静岡県磐田市の小学校に就職。

多動性のこどもたちや指導がなかなか難しいこどもたち
を担当し、指導が難しいこともあり、精神的に追い詰められて
行きました。何度も校長や教頭、研究主任などに相談し、
支援と救済を求めましたが、管理職たちは木村先生に
暴言を繰り返し、誠意をこめた新任教員への支援を
しないなかで、就職6ヵ月後に車の中で自死するという
痛ましい事件となりました。

ご両親は、教員と言う公務上で起こった事件であるとの
考えから「公務災害」を申請しましたが、県の基金は
公務災害を否決しました。
そこでご両親は現在、裁判所に「公務災害認定訴訟」を
起こしています。

以下、2008年6月21日火炎樹日記の掲載した
「故木村百合子さんの裁判を支援する会」結成総会の
様子。私も呼びかけ人になっている。

尚、前回の裁判公判で原告側「証人」として私も証人申請
されたが、被告側(l基金側)が異議をとなえ、現在私の証人は
保留されている。
ーーー


・木村百合子さんのご両親の挨拶
・塩沢・小笠原弁護士の報告
・故木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判を支援する会会則承認
・次に私から木村百合子さんさんとの出会い、この裁判の大きな意義について
 個人的な意見を述べる

・続いて橋本正紘さん(静岡県働くものの安全と健康を守るセンター事務局長)の話


その他質疑応答。

最後に磐田市議の玉田氏の閉会の挨拶で午後4時過ぎ終了。


木村百合子さんは、静岡大学時代からJASS静岡の会員になり
2度も「子どもの家」に来ている。JASS静岡の会にも積極的に
参加。こどもたちに心を寄せる素晴らしい若者だった。
静大を卒業し静岡県磐田市の小学校の教員になった。
新任の教員にADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもも2人、
日系の子ども2人のいるクラスを担任。
常識的にはこうした場合は、指導の大変な
こどもたちは経験豊かなベテラン先生が担当するのが当たり前。
ところが木村百合子さんの勤めた学校では、ベテラン教師が
指導困難なこどもたちの担任をしないで「新任教師」に担当させる
という常軌を逸した学校運営であった。木村百合子さんは
週案(1週間の教育指導計画)を書き、毎週校長先生や
学年主任、指導の先生に提出していた。その中には
多動性のこどもたちが授業に集中できず、大変だとの
悲鳴にも似た訴えを書いている。しかし、管理職などは
「おまえは給料をもらっているのだから、指導するのは当たり前だ。
おまえは給料泥棒だ」などという心ない言葉を浴びせている。
真面目な木村百合子さんは多動性のこどもたちが、いうことを
聞かないのは自分の力量がないと自分を責めるようになる。
繰り返し、管理職からの無指導・心ない罵声はパワハラとも言える
常軌を逸したものだった。

こどもたちが大好きでフエの「子どもの家」まで来てこどもたちの
支援をしてくれた木村百合子さんである。
こうした真面目な若者を自殺に追い込んだ犯人は、
無責任な無指導の管理職であり、管理職をそうした
無責任体制に追い込んだ教育委員会の責任でもある。

彼らは、木村百合子さんの心が弱いなどとの理屈をこねて
自らの管理職との責任を認めていない。無責任社会を
象徴する出来事である。
24歳の若さ。教員になって半年の若者が駐車場で
自らにガソリンをかけて自殺するなどということがあるわけが
ない。無責任な大人に追い込まれた「憤死」である。
私は何としても木村百合子さんの無念な気持ちを晴らしたい
のである。今回の裁判は木村百合子さんの「仇討ち」という
気持である。24歳で自らの命を絶たざるを得なかった木村百合子さん
の無念な気持ちを誰かが代弁しなければならない。
「死人に口なし」を決め込んでいる無責任な連中がいる。
学校は最も人権を尊重し、自由と民主主義がなければならない。
その学校で人権侵害が半年も続けられ、24歳の若者を
死に追い詰めた関係者がのうのうとしている。
公務災害での死亡と請求を公務災害基金に出したが、
審査委員長が県知事ということで「仲間内」での処理となって
しまった。客観的第三者の調査審査はなかった。
校長や学校関係者の最高の任命権者(採用者)が
問題の調査委員会の委員長というおよそ普通の社会では
考えれないシステムである。亡くなった木村百合子さんは
今は何も言えない。生き残った関係者が木村百合子さん
の無念を晴らす、私はこの一点で「故木村百合子さんの
裁判を支援する会」の呼びかけ人に名を連ねてのである。
人間として黙っていられない心の中の何かが
ふつふつと燃え上ってきた。こんなことがこの世の中で
起こっていること自体が異常だと・・・・・・。


「木村百合子さんの裁判を支援する会」に協力をしてくれる方は
年会費1000円である。
連絡先は蓮井康人さん(TEL 0538-32-8063)
会員になることだけでも理不尽な今の教育の社会に
異議申し立てをすることができる。真っ当な教育を
取り戻したいものである。

投稿者 koyama : 2011年01月19日 10:36

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