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2010年10月14日

世界歴史都市連盟2012年総会(第13回)フエ決定

快晴


昨日から奈良市滞在。

午前7時半、朝食


今日は、午前8時から「世界歴史都市連盟理事会」。

会場は奈良市会館


午前中は83都市が加盟している「世界歴史都市会議」理事会



フエ市は理事国ではないが、2012年の「世界歴史都市連盟総会」
に立候補しているので参加。

以下、理事国







昨年の理事会には、中国の揚州市(人口500万人)も立候補していた。

揚州市は当選するために様々な「政治的な工作」をしていた。
フエは人口30万人。到底揚州市の強引なパワーに勝てる訳がない。

2012年の第13回「世界大会総会」開催国は、中国揚州市に事実上ほぼ
決まっていたようなもの。

私たちフエ代表団は、一切の政治工作(物品の贈呈・・・)などは
しなかった。そして、今日の理事会の決定、総会での承認では、
間違いなく揚州市が決定されるとの見通しを持って参加した。

ところが、理事会では、「揚州市が立候補を辞退した」との公式報告が
あり、フエ市のみの立候補挨拶・フエ市の説明を行うことになった。


プレゼンテーションを行う「ニエンフエ市外務部長」。



ニエン外務部長ノプレゼンテーションを聞くバオミン・JASS運営委員長
(臨時フエ市外務部員)


理事会では、いくつかの理事からフエ市へ質問があった。

オーストラリアの人口9万人の市長さんからは、
「フエ市には通訳はいるのか?」との全く失礼な質問が
あった。世界歴史都市連盟理事会に出席するのなら、
最低の教養位は身につけて来い、と思った。
この市長はオーストラリアが、ベトナム戦争に参戦し、
ベトナムで悪逆非道な行為を行ったことすら理解していない
可能性すらある。
今でもベトナムは、英語などもできる人がいない、英語などの
通訳がいない貧困な国と考えている可能性が大。

フエ市は数100人規模の国際会議を何度も行っていると
ニエン外務部長が直前にプレゼンテーションしているのに。

英語、フランス語、日本語、韓国語、中国語学科をもつ
大学もある。

この女性市長を非難する気持ちもないが無知ほど恐ろしい
ことはないと痛感した。

理事会では満場一致で「フエ市」が2012年開催の
「第13回総会」の開催都市に決定される。


昼食後、総会が行われる。


京都市(事務局都市)の事務局長より理事会報告が行われ、
13回総会をフエ市で開催することが報告され、総会で
承認される。

ニエン外務部長が再度、総会でフエ市を紹介。



満場一致で総会で「第13回総会」をフエ市で開催することが承認される。


その後、閉会セレモニー。


奈良市提案の「奈良宣言」に各都市代表が署名。

閉会。


理事と公式加盟都市代表の記念写真



奈良市長(中)と連盟事務局長(左)とフエ市代表ニエン市。
奈良市からフエ市へバトンタッチ。

全ての会議が終わり、関西空港へ向かう皆さん。

奈良市から関空までのリムジンバス


関空付近のホテルへ投宿。

その後、会議成功、フエ市開催国決定にために奮闘した
ことをお互いに祝い、焼き肉の夕食。



投稿者 koyama : 2010年10月14日 22:16

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