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2008年10月16日

通院:ピカソ展

晴天


午前8時起床。いくら寝ても疲れが取れない。
午前9時、自宅を出て新宿都庁前。心臓病院へ通院。
10年間主治医をしていた先生が病気で入院。今日は新しい先生。
この病院は予約制なのだが、1時間待たされる。午後12時過ぎに
診療開始。心電図、レントゲン、診察。
女医さんだった。血圧を測る。「疲れてますね」と言われる。
血圧がかなり高かった。

4種類の薬をもらい病院をでる。NSビル。1階に大きな本屋が
あった。ちょっと寄ってみると閉店。この本屋は種類も多く、
結構専門書もあり1時間ほど本を見るのには、手頃だったのだが・・・・。

都庁前から六本木へ。国立新美術館へ。
国立新美術館が上野にあるとばかり思っていた。
六本木にあった。


「巨匠ピカソ」展「愛と創造の軌跡」を見る。
パリの国立ピカソ美術館の改装を機に日本国内最大の展覧会。
具象画から青の時代、キュービズム、新古典主義、シュルレアリズム
への画風の変化を時代を追って展覧している。
フランス共産党に入党。祖国スペインのフランコ総統を憎み、
フランコを罵倒した漫画風の絵を描いている。ゲルニカの創作中の写真、
1951年、朝鮮戦争に反対する絵なども展示されていた。
抽象画に入るほどに意味がわからなくなるが、なんとなくこんなことを
強調したいのかな? こんな感情を伝えたいのかななどと考えながら
170点の絵を見る。


「悩む力」(カン 尚中著:集英社新書)読了。

一読の価値あり。近代になり人間は「個人」として確立した代わりに
人間関係の疎外状態になったと指摘。
明治期、資本主義勃興期に一時成金が出没し、人間性疎外が
起こる。日本では夏目漱石、ドイツではウエーバーが近代的な
個人の悩みについて、徹底して自己を追及していると説く。
夏目漱石の著作を通して、現在の私たちと同じ悩みの萌芽を
夏目漱石に見ている。今の日本と世界の悩みは資本主義社会の
行きつくところという。

「私が生まれた日」(池波正太郎著:朝日文庫)の続きを読む。
明治・大正・昭和の東京下町の江戸文化を伝える時代を
上野と浅草の中間で育った池波正太郎のその時代と
食べ物についての思い出とうんちく。

メール15通受信。10通の送信。栃木県立女子高校からの講演会
の依頼を受ける。

投稿者 koyama : 2008年10月16日 20:20

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