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2007年12月24日

第12回「子どもの家」クリスマス会

晴天

真夏 29度。

午前7時朝食。

日本で言えば「冷麦」の煮込みうどん

「ハイリーホテル」では、ハイ君が洗濯をしていた。
人間はこうして自分のことを自分でしながら、人間として
自立していくのだ。がんばれ ハイ君。


「ハイリーホテル」でメールのチェック。必要な
メールへの返信。

午前9時。バオミンさんから電話。ハイバーチュン高校
の校長先生、副校長先生などがクリスマス・新年の
挨拶に来ているとのこと。急いでベトナム事務所へ。


ハイバーチュン高校の校長先生たちとしばらく懇談。
春・夏のスタディーツアー交流の受け入れに感謝。
今後のハイバーチュン高校生徒の海外留学の
情報が欲しいとの要望を受ける。

●ハイバーチュン高校校長先生よりお祝いの花束


●ハイバーチュン高校副校長先生より年末年始の記念品

ベトナム事務所2階では今夜行われるクリスマス会の
お土産などの準備をベトナム事務所員が行っていた。
フエ高等師範大に通い、来年小学校に先生に
なる予定のズオンさんも手伝いに来ていた。
子どもたちに渡されるお菓子のお土産。
フエ経済大学に通っているメンさんも手伝いに来ていた。

昼前、クリスマス会の諸準備が終わり、みんなで
フエ名物「バインクオン」を食べに行く。
焼き豚肉と米を水で溶いたクレープ状のものを
暖めたものと野菜を混ぜて食べる「フエ名物」

●jフエ名物 バインクオン


●米をメンにして豚焼きと野菜、ヌオクマム、唐辛子で食べる
  なんとも言えない美味。

午後1時過ぎ、「ハイリーホテル」へ帰る。
日本料理店料理主任のトゥオイさんが入り口に
いる。聞くと「ハイ君とリー君がカラオケに行ってしまい、
私がホテルの入り口で来客の検分をしている」とのこと。

結局、私がホテルの入り口ドアの鍵を閉めて、トゥオイさんを
部屋に帰した。二人は帰ってこなかった。
リー君は午後2時過ぎにベトナム事務所にあるクリスマス会
の荷物を会場の「ズイタンホテル」に運ぶ係りになっていた。

午後2時、トゥアティエンフエ省教育局長(日本の県教育長)
副教育長と懇談。
今後、フエ・ベトナム中部から日本への留学についての
情報提供などについて、トゥアティエンフエ省教育局と
JASSが提携して事業を進めることを確認。
トゥアティエンフエ省39の高校全てにJASSが情報提供する
ことについての「通達」を出すことになった。


午後4時、クリスマス会会場へ。既に内田さん、ベトナム事務所員、
「子どもの家」スタッフの皆さんが準備中。

リー君が来ていた。

バオミンさんと私でリー君を呼んで「ハイ君を連れての午後、
カラオケ遊興」についての注意をする。
初めに私が「リー君、今、君を呼んで注意をしたいと思って
いるが、何を注意されるか分かるね?」と聞く。
リー君は「はい、分かります」と答える。さすがに頭の回転の
早いリー君だと思う。「僕がトゥオイさんの作った昼食を
食べなかったことです」とのこと。ピンボケ。既に
アルコールの臭いがする。
リー君を追及する。リー君は朝からハイトーンだった。
リー君は昼ごろ、カラオケに行きたくなり、警備員の
ハイ君を誘う。ハイ君には、警備員の仕事はとても
大事な仕事だと言ってあったのだが・・・。
ハイ君は2歳年下のリー君の{誘い」なのか「脅し」なのか
は不明だが、カラオケへの誘いに乗り、警備員の仕事を
放棄、リー君とカラオケに行ってしまう。結局、警備員の
仕事は警備員には関係のないトゥオイさんがやっていた
ということになってしまった。
バオミンさんとリー君を厳しく注意する。今後、仕事を
放棄(午後2時にクリスマスの荷物運搬をする)し、
なおかつ、警備員のハイ君にも仕事を放棄させ、
カラオケに行っただけでなく、お酒を飲むなど
言語道断。今後、仕事を放棄したり、ハイ君に仕事を
放棄させるようなことをしたら、「ハイリーホテル」から
追放することを通告する。
「リー君、言っていることは理解できたか?」と聞く。
分かりました、との返事。

いよいよ、12回目のクリスマス会が始まる。


「子どもの家」からバス2台に分乗し、子どもたちが
フエ市内のズイタンホテルに結集。

かなり高揚して入場する子どもたち。




午後5時45分、12回目のクリスマス会は開会。

●バオミンさんとハンナ先生の司会


●フエ市人民委員会外務部長ニエン氏の挨拶
 (通訳はミンさん・ハンさんと同じく私のフエ師範大教え子)

●12回目のクリスマス会寄贈者である内田征子さんの挨拶


●子どもたちの代表フオンさん(フエ医科大学生)の
 お礼の挨拶

●最後に「子どもの家」運営委員長のセンさんの話

●小山の乾杯の音頭


いよいよ会食。「子どもの家」の料理とは又違う、ホテルの
料理に舌鼓を打つ子どもたち


●「子どもの家」のスタッフの皆さん





会食が終了に近づいた頃「ビンゴ大会」。

ビンゴ大会が終わり、クリスマスケーキを食べる


いよいよ子どもたちが待ちに待っていた「カラオケ大会」が始まる。




●最後にカラオケ大会優勝賞の表彰式


午後8時過ぎ、クリスマス会終了。会場出口で
内田さんが日本から持ってきてくれたり、ベトナムで
購入したお土産を子どもたちが選ぶ


十分満足して帰宅する子どもたち


クリスマス会終了。
「ハイリーホテル」へ帰ろうとした時、ハイ君が自転車が
パンクしたと言う。直ぐにリー君を呼び、ズイタンホテル
近辺の自転車屋に連れて行くように話す。
「先生、俺はこの辺は全部知っている。直ぐ近くに
知っている路上の自転車屋がいるとの話」。
直ぐに、ハイ君、リー君、私でフエ師範大横の
路上自転車屋へ行き調べてもらう。はやりパンク。
おじさんは、素早くパンクをなおす。

リー君に「いくら?」と聞く。リー君は「俺の知り合いの
人だからタダで良い」という。おじさんに聞くと確かに
お金は要らないとのこと。申し訳ないのでパンクは
いくらなの?と聞く。2000ドン(15円程度)とのこと。
4000ドン、リー君に渡す。

リー君がリードして3人で「ハイリーホテル」まで帰る。
リー君は昼カラオケで飲み、更にクリスマス会で
8本のフダビールを飲んだそうだ。相当テンションが
高い。しかし、「ハイリーホテル」までの直近の裏道を
スイスイと走っていく。ハイ君は必死に後を付いてく。

「ハイリーホテル」に付く。午後9時前。

今日の「職場放棄」について、再度確認の目的で
3人で一杯飲む。途中、税田さんも参加。(途中疲労で帰室)
ハンナ先生はトゥオイさんと一緒に教会のクリスマス会へ。


午後10時半、さすがに私も疲れて部屋へ帰る。

今日は1日、あれやこれやと色々なことがあり、
忙しい1日だったがクリスマス会で子どもたちが喜んでいた
顔を見て疲労も吹っ飛んでしまう。

投稿者 koyama : 2007年12月24日 17:04

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