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2007年02月21日

仕事開始

晴天

気温30度。 湿度75%

町はまだお正月気分。閉店している店が多い。
しかし、少しずつ開店する所も増えてきた。
10年ほど前のテトの時、フエに滞在したが、1週間完璧に
町は眠っていた。しかし、それから10年。ベトナム社会の
資本主義化の影響なのか、早めにお店を開くようになってきた。
路上の食堂も少しずつ復活してきている。

午前7時。今日から朝食を作ってくれるようになった。
朝食の「フォー」が出た。ありがたいことである。
午前5時起床、7時朝食。午前8時半頃ベトナム事務所へ。
午前11時半昼食ー昼寝。午後5時半夕食と1日の生活日課
のように食事が組み込まれていると「規則正しい」生活が出来る。
特に食事が不規則なのがよくない。

午前8時半、徒歩でベトナム事務所へ。1週間ぶりに歩く。
足の筋肉が思ったより衰退していることに気づく。
1週間運動しない筋肉は衰退する。毎日の運動がいかに
大事かがよく分かった。足がふらつく。
ベトナム事務所にはまだ誰もいない。
メールの整理。支援者への手紙書きなどをする。

日本の支援者から頂いたお米を炊き、味噌漬け、カブ漬けなどで
昼食。

午後2時間ほど昼寝。

やっと今日から体調がほぼ回復。ちょうど1週間かかった。
年齢的なこともあるのだろうか? 風邪を治すのに1週間も
かかるとは。それでも今日から仕事をする意欲が出てきた。
ありがたいことである。

午後は読書。
「細雪」。読んで行くほどに面白くなってくる。会話・口語調
なので読みやすい。60数年前の大阪人の言葉とものの
考え方、ひいては、当時の日本人のものの考え方の一端が
分かるというもの。
亡命ロシア人が出てくる。姉妹に「中国は今後どうなりますかね?」
「共産主義になりますかね?」などと質問する場面がある。
昭和18年と言う時代を反映している。谷崎が女性的なものの考え方を
するのからだろうか? 全編に人のことばの裏の裏を読み取るような
記述が多い。相手にこういったが、相手の立場と今の気持ちは
こうだろうから、こういっておいたほうがよい、などと腹の探り合い
のような、私たちの日常生活に良く見られる人間模様が事細かに
書かれている。多少うんざりだが、引き付けるものあり。

午後5時半、バオミンホテルへ。1週間ほど泊まっていた
S君と友人が帰国する。挨拶。S君は4月から就職するという。
短時間の話だったが、なかなかの好青年。大成することを
祈る。
バオミン・JASSベトナム運営委員長の娘さん「アルファーちゃん」と
一緒に記念写真を撮る。

午後8時。ベトナム事務所員の税田さんが日本から帰国。

ベトナム事務所も少しずつテト正月体制から脱却しつつある。

投稿者 koyama : 2007年02月21日 16:44

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