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2007年01月21日

終日自宅

曇り時々雨

午前7時起床。

午後12時半、結婚した次男が自宅へ来た。結婚生活、今後の
抱負などを話し合う。

総会議案・会則改正案などを考える。

読書「現代ベトナムの政治と外交」(中野亜里著)
興味津々の内容。


夜、宮崎県知事選挙でそのまんま東が当選。
フジテレビ系列、関西テレビ製作の「発掘 あるある大辞典Ⅱ」
で納豆ダイエットが嘘だったとの報道を読んだ。
スーパーから納豆がなくなったという。

この二つのニュースを聞いて日本のファスズム化が一層進行
していることを感じた。安易な「民主主義」は簡単にファシズムに
通じることを痛感した。

テレビ・ファシズム。テレビで放映されたことを国民は鵜呑みにする。
納豆が減量に通じると放送されるとその日から国民は「納豆党」に
変身。納豆を1日2箱食べたという。テレビで「右」といわれれば右に
行き、左と言われれば左に動く日本の国民。自分の頭で考え
「少し変だぞ」と思う『自分』がいなければならない。
テレビニュースを聞いていたら「テレビで放送されていたので
信じて納豆を1日2箱食べていたのに・・」と抗議の言葉を言っていた
人がいた。私は自分の頭で考えない人間ですと告白しているような
もの。何事も少し変だぞと考える生き方が必要である。
今の日本のテレビやマスコミが商業主義におかされ、見ていても
馬鹿らしい番組があまりに多いことを知るべきである。
ベトナムのテレビを見ているから一層感じるのかも知れないが。
常識的に考え、人間が物を食べて生きていくということは、
色々な食べ物を満遍なく食べることが基本である。何か一つの
食べ物に執着するような食生活は「少し変だ」と思わないこと自体が
可笑しいということが分からなくなってきた昨今の日本である。

そのまんな東氏を私は特に知っている訳でもないが、彼が当選した
最大の理由は「テレビで知られていた」と言うことなのだろう。
もちろん、前知事の汚職が酷いということへの反撥から『極端な』
方向へ投票行動を変えたということもあるかも知れない。
しかし、テレビに出ている「有名人」だから政治が出来るという訳でも
ないことは、青島幸男都知事、横山ノック大阪府知事などの事例を
見れば分かることである。長野の田中知事を除いて・・・。

現代のファシズムはヒトラー時代と違って「暴力的」ではない。
ソフトな自主的な選択と言う形を通して忍び寄ってくる。
毎日報道されるテレビのニュースや解説などを通して、徐々に
国民の意識を「納豆ダイエット」報道のように偏った方向へ導いてゆく。

国民一人ひとりが「自分の頭で考え」「自分の強い意思と考え」を
もつことが今こそ大事になって来ている。
そのうち、「国を守るために戦争をしよう」などと言うテレビキャンペーン
が放映される時代が来るかもしれない。
既に「美しい日本」などいう「とらえどころのない」キャンペーンを
通してどこか分からない方向へ日本が進もうとしている。

投稿者 koyama : 2007年01月21日 22:40

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