« 地球の歩き方ツアー(Ⅱ)「子どもの家」へ | メイン | 地球の歩き方ツアー(Ⅱ)ホーチミン市へ »
2006年08月26日
JASSスタディーツアーハノイへ。地球の歩き方ツアー(Ⅱ)晩餐会
快晴。36度。
午前7時。JASSスタディーツアーの皆さんとフエ空港へ。
JASSスタディーツアーは8月21日から26日までの
6日間フエに滞在し、様々なボランティア活動を行った。
フエ空港からハノイのノイバイ空港へ。今夜、ハノイを
発って明朝成田へ。6日間のスタディーツアーご苦労様。
その足でベトナム事務所へ。
ベトナム事務所では昨夜赴任した日本語教師の石塚先生
と日本語教師の皆さんとの打ち合わせが行われていた。
岡山の明誠学院高校(20人)が昨夕、突然連絡してきた。
サイトラベルに業務委託し昨日の午後と今日の午前中
「子どもの家」などを訪問する予定になっていたのだが、
予約されていない。急な話だが訪問したいとのこと。
今日は、地球の歩き方ツアー、全国大学生協スタディーツアー
が「子どもの家」で子どもたちと交流や昼食作りをしている。
常識的に受け入れは無理だったが、教頭先生、引率の
先生方の立場、事前に生徒さんたちと「子どもの家」訪問の
準備などもしてきているとのことを伺い、何とか融通を
つけて短時間受け入れることとした。
教頭先生、引率の先生方、そして生徒さんたちは至って
真面目な態度で「子どもの家」訪問を行った。
おどり、「子どもの家」の子どもたちとの交流にも真剣に
参加していた。先生方の日ごろの指導の結果だと思えた。
1時間半ほど、ストリートチルドレン、ボランティア、「子どもの家」
人生などについての講義をする。
明誠学院高校の生徒さん・先生と子どもたちとの交流
岡山伝統の鬼踊り
全員写真
明誠学院高校スタディーツアーについて来ている「サイトラベル」の
ガイドは、「子どもの家」に明誠学院高校の皆さんが
入った途端にどこかへ消えてしまった。結局、子どもたちとの
交流そのたの通訳はベトナム事務所スタッフが行う事となった。
明誠学院高校の皆さんが「子どもの家」を発つ頃になって
どこからか戻ってきた。私が「貴方はサイトラベルのガイドとして
仕事をしなければならない。何故仕事をしない」と詰問しました。
サイトラベルのガイドは「私は王宮など名所旧跡だけ説明する
のが仕事なので子どもの家などでのガイドは仕事ではない」と
しゃあしゃあとして答えるのである。呆れて言葉が出ない。
この程度のガイドを使って日本人客からお金をもらている
サイトラベルという会社の低レベルぶりにもあきれる。
夜、サイトラベルホーチミン支店の宮島氏に問い合わせの
電話をするが、謝罪の言葉すらない。改めてサイトラベルに
厳重抗議をしたい。
サイトラベルが催行している明誠学院高校のスタディーツアー
が「子どもの家」に早期予約もなしにやって来る、
ガイドはどこかへ逃亡。結局、ベトナム事務所員が無料で
通訳までするという羽目になった。
観光業を行うということの社会的な意味すら理解していない
会社である。自分の催行するツアーが一方的に押しかけ、
その上、我が事務所員に通訳までさせ、またそのことについて
ツアーを催行した観光会社として謝罪の言葉すらいえない
会社には社会的な制裁が必要である。
午前11時過ぎ、「子どもの家」では昼食。地球の歩き方ツアーの
皆さんと子どもたちは一緒に昼食を摂る。
午後2時。地球の歩き方ツアーの皆さんは「子どもの家」で
子どもたちと音楽・絵画・日本語などを通して交流。
午後6時半。地球の歩き方ツアーは最後の晩餐会を行う。
明日誕生日のスタディーツアー参加者がいた。
バースデーケーキをプレゼント。
晩餐会の最後に案内人が明日の日程を説明し、晩餐会は終了。
午後9時過ぎだった。
今日も朝7時から夜9時過ぎまでの長い1日だった。
サイトラベルの出来事は人間の生き方を考えさせられた。
自分の会社が催行したスタディーツアーで「子どもの家」を
訪問し、通訳・ガイド問題で迷惑をかけているのに
その迷惑の社会的な意味すら理解できない会社の
存在意義を疑う。腹を立てて怒るのも情けない会社である。
こうした低次元の問題を一つ一つ解決するのも神経と
エネルギーを要する。この1ヶ月半近くの疲労が一層
深まる。日本の無責任社会をそのまま反映したかの
ような出来事である。
投稿者 koyama : 2006年08月26日 00:27
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://koyamamichio.com/mt-tb.cgi/924