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2006年07月04日

札幌大学講演会

札幌は快晴。湿度も低く、過ごしやすい気候。
聞くところによると7月初めが1年中で一番良い季節だとのこと。

午前中、日記など。
午前11時過ぎ、地下鉄で「澄川駅」まで。札幌大学へ。
札幌大学岩崎徹先生の研究室で講演会の準備。
午後1時、札幌大学経済学部主催の講演会が開かれた。
この講演会は、岩崎教授の「現代経済入門」の授業も兼ねている。
230人程の参加者があった。岩崎教授の授業受講生・札幌大学の
先生方と学生・北海道大学や北海学園大学の先生方や学生さんなども参加。
初めに札幌大学経済学部の松本学部長先生の開会挨拶。
引き続き岩崎教授による講師略歴紹介。
その後、ビデオなども交え1時間半の講演を行う。
・ ストリートチルドレンの生活や実情
・ ストリートチルドレンがベトナムに存在する理由
・ ベトナムで活動をして「支援」の実態と支援の意味。支援―利権論
・ ボランティアについての私見。ボランティア道楽論

午後2時半に授業が終了。


その後、岩崎教授の研究室で休憩。
午後4時から講演会参加者と懇談会。講演会では質問時間がなかったこともあり、支援の実態、ストリートチルドレンの詳細などについて更に話し合う。


午後5時半から生協食堂で関係者と懇親会。午後7時半頃終了。


岩崎教授と共に私の宿泊ホテルへ戻り、岩崎教授の奥さんを迎え、
更にススキノで懇親会を行う。
今回の講演会は札幌大学の岩崎教授と岩崎ゼミの学生さんたちが
準備・開催したものである。岩崎教授は約30年にわたってゼミを主催。
今日の講演会の実質的な準備・運営は岩崎ゼミの学部学生が中心に
進められた。「今時の若者はなっていない」などという声を耳にするが、
今日半日、札幌大学に滞在し、岩崎ゼミの学生さんの動きをつぶさに
見ていたが、なかなかどうして、素晴らしい行動力と気遣いのある学生
さんたちであった。細かい所に気がつく若者が育っている現実をみた。
研究室で待機している際、ゼミ生がそっとコーヒーを出してくれたり、
講演会中、後ろの方で私語をしていた学生さんを、ゼミの学生さんが
分からないように注意するなど、人間としての行動力・配慮力を持って
いた。色々と様子を見ていると岩崎先生がこうした人間の行動の仕方を
細かく指導していることが分かった。学ぶということは知識を通して
人間の生き方を学ぶ事だということを改めて知った。岩崎教授の指導は、学生に準備などを任せながら同時にその推移を側面でしっかりと見つめているという「つきつ離れつ」方式のように思えた。こうした大学の先生もまだ日本に「存在」することにうれしさを感じる。

投稿者 koyama : 2006年07月04日 09:51

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