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2004年12月01日

水害被災者支援続報NO3 フエ市内「アンクー地区」救援

午前8時半、フエ市内「アンクー地区」人民委員会へ。
私、福田・バオミン・サン・原・中村の各ベトナム事務所員が参加。
地元人民委員会の案内で水害で亡くなったおじいさんの家庭を訪問。
家庭では丁度亡くなったおじいさんのお葬式が行われていた。

おじいさん(83歳)、おばあさん(80歳)の二人は、フエ市内の
川沿いにある農村で二人暮らしをしていた。
11月25日の夜、近くの川が氾濫。家に水が入ってきた。
部屋に机を出しその上に乗ってしばらく水が引くのを待った。
しかし更に増水。逃げられずに机の上に椅子を置き
その上におじいさんが座わり、水の引くのを待った。
ところが増水は急流と変わり、机が「浮いて」しまい、机と椅子が
流されてしまう。おじいさんは、そのまま水の中に落ちてしまい、
還らぬ人となってしまった。おばあさんは、助けることが出来なかっ
たそうだ。急な豪雨と増水であったが、誰からも洪水の連絡などが
なく、何も出来ないまま、おじいさんが水死してしまったとのこと。
今日の葬儀は、長男宅で執り行われた。
おじいさん・おばあさんには4人の子どもがいる。農業をしている
との話であった。当面、葬式の費用がない、食料など、おばあさん
の生活費が不足しているとのことだった。50万ドン(3500円)
の緊急支援金を贈呈した。
●おばあさんに緊急救援金を手渡す

おばあさんに「体はどうですか?」
と聞いてみた。おばあさんは、おじいさんが流された夜から
翌日救助されるまでの1日、胸まである1メートルの水の中に立って
いたとのこと。体が冷えていると話していた。
また、今後、問題があればベトナム事務所まで相談に来て欲しいと
話し、亡くなったおじいさんにお焼香をし、現場を後にした。
こうした時は「お互い様」である。困った人がいれば出来る範囲で
応援するというのは、人間の自然な気持ちである。
おばあさんが、夫の急死を乗り越え、長生きしてくれることを
心から祈っている。
●亡くなったおじいさんに哀悼の気持ちを込めてお焼香をする

●ベトナム事務所の緊急救援団


投稿者 koyama : 2004年12月01日 22:12

コメント

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投稿者 johnny : 2006年11月25日 01:03