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2009年12月07日

フエ農業大学学長殿

       2009年12月7日

ベトナムの「子どもの家」を支える会
代表  小山道夫


前略にて失礼致します。

いつもお世話様になっております。私はベトナムの「子どもの家」を支える会
(JASS)代表の小山道夫と申します。

この4年間、フエ農業大学の学生25人に奨学金を贈呈しておりました。

今回、フエ農業大学の奨学金の取り扱いに大きな問題があり、フエ農業大学への奨学金贈呈には信頼性がなくなりました。

そこで、2009年8月を持ちまして、フエ農業大学への奨学金を全て打ち切りと致します。なお、フエ農業大学へ贈呈予定の奨学金は他の学校へ贈呈することと致します。

以下、奨学金を打ち切るようになった理由です。
● 4年前、フエ農業大学に奨学金を贈呈する際、私と副学長、事務担当者との間で以下の約束をしました。
① 奨学金は一人一人の奨学生に直接手渡すこと
② 奨学生一人一人の領収書(奨学生のサイン)を提出する
③ 毎月、JASSベトナム事務所にフエ農業大学奨学金担当者が
 お金を取にくること
④1年間の奨学金受領後、奨学生は「お礼状」を書くこと

● ところが、2008年9月から2009年8月までの奨学金については
  上記①②③④の全てが守られていませんでした。これはフエ農業大学奨学金担当者の責任です。
  具体的には
① 全ての領収書に「日付」が書いてありませんでした。
② 2009年1月から2009年8月までの領収書には学長印など印鑑が一切おされていませんでした。
また、2008年9月から2008年12月までの領収書には、
コピーされた黒い学長印鑑がかかれていました。

以上①②からフエ農業大学からJASSベトナム事務所へ提出された
奨学生の領収書は正式なものではなく、奨学金担当者による「偽造領収書」と断定しました。私たちは、JASSベトナム事務所に届けられた
領収書で奨学金が奨学生に届いているのかかどうかを判断いたします。
これは、奨学金贈呈の当初からの約束でした。

③ 奨学金は毎月奨学生へ手渡すことを約束していましたが、フエ農業大学奨学金担当者は「JASSの奨学金は金額が少なく、忙しく、面倒なので3ヶ月か4ヶ月に一度、JASSベトナム事務所に奨学金を取に行った」とフエ農業大学奨学金担当者は平然と言い放っています。
④ 更に1年間奨学金をもらった奨学生は奨学金贈呈者に「お礼状」を書くとの約束になっていましたが、今年は25人中11人しか「お礼状」を書きませんでした。

以上、フエ農業大学はベトナムの「子どもの家」を支える会(JASS)と約束をして始めた奨学金贈呈という「日越友好プロジェクト」に対し、その約束を反故にし、領収書という大事な書類を「偽造」(日付と印鑑なし)し、私たち日本人の善意な気持ちを裏切りました。日本とベトナムとの友好交流に取って大変残念なことです。
 ベトナムの「子どもの家」を支える会(JASS)としては、これ以上、フエ農業大学へ奨学金を支給することは出ません。

以上、フエ農業大学への奨学金中止のお知らせです。

(追記)
なお、ベトナムの「子どもの家」を支える会(JASS)は、この16年間、フエ医科大学、フエ高等師範大、フエ師範大、コックホック高校、
グエンフエ高校、ハイバーチュン高校、ファンダンルー高校、ヤーホイ高校、フールー小学校、トゥオンロー小学校(ナムドン郡)などの学校の学生など7500人以上(総額60万ドル)に奨学金を贈呈してきました。
 この16年間、フエ農業大学のような領収書問題、お礼状問題などは起こっていません。

 

投稿者 koyama : 2009年12月07日 23:54

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