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2009年12月05日
2009年の活動報告書(セン「子どもの家」運営委員長
「子どもの家」15周年記念式典(1994年~2009年)
「子どもの家」のスタッフは、子どもたちが勉強と職業訓練をし、安定した生活がおくれるように、生活面や勉強面での指導を一生懸命頑張っています。
15年間には、「子どもの家」に入り、卒業していった子どもがたくさんいます。卒業した子どもたちは、安定した生活をしています。先生と子どもたち、子どもたち同士には、この15年間の素敵な思い出がたくさんあります。
今日は「子どもの家」15周年記念式典です。私たちは15年間の(1994年~2009年)活動報告と2010年の「子どもの家」の目標を発表させていただきます。
① 活動報告
フエ市人民委員会の指導とベトナムの「子どもの家」を支える会の応援のおかげで、「子どもの家」は設立されて、15周年になります。
● 子ども教育:
15年間で、151名の子どもたちが「子どもの家」に入りました。卒業した子どもたちは98名います。在宅支援の子どもたちは48名いましたが、33名が自立しました。151名の中で7名が大学を卒業し、90名が職業訓練の研修が終わり、現在仕事をし、安定した生活をしています。「子どもの家」を卒業した子どもたちは、ベトナムの北から南までのいろいろなところで、仕事をし、生活しています。10名以上が結婚しました。現在、「子どもの家」では、53名の子どもが生活をしています。在宅支援は15名です。
「子どもの家」には、職業訓練をしている子どもと学校に通っている子どもがいます。職業訓練をしている子どもは11名です。学校に通っている子どもは、小学生11名、中学生14名、高校生10名と大学生7名です。
毎年、「最優秀」と「優秀」の成績をとる子どもがたくさんいます。2009年に、4名の子どもが高校に合格し、コック・ホック、グエン・フエ、ハイ・バー・チュン高校で勉強をしています。そして、4名が大学に合格しました。特に、ホン・ニャンさんはフエ医科大学とホー・チー・ミン貿易大学に高い点数で合格しました。現在、ニャンさんは貿易大学の経済学科で勉強しています。
「子どもの家」と学校の活動以外に子どもたちは、フエ省とフエ市が行ってくれた「子どもの日のお祝い」や中秋お祭りなどに参加させていただきました。
JASSの支援のおかげで、子どもたちはラン・コービーチや像の滝、タン・タン温泉に行ったり、クリスマス会に参加させていただいています。そして、JASSはフエ医科大学と協力して、3ヶ月に一回子どもたちの定期健康診断をしてくれます。
● 子どもの家の運営
「子どもの家」が設立された時のスタッフは14名でしたが、現在のスタッフは11名です。人数は減りましたが、皆は経験を持っていますので、仕事は順調です。
● 労働組合
11名のスタッフ全員がフエ市の労働組合員になりました。「子どもの家」はフエ市の労働組合から良い労働組合として公認されました。
● 施設
設立された時は、20名ぐらいの子どもが「子どもの家」で生活をしていました。日本の支援者のおかげで、建物はだんだん大きく、立派になりました。現在、「子どもの家」では70名までの子どもが生活することができます。絵画教室、コンピューター教室や日本語・英語教室もあります。そして、図書室には、1000冊以上の本もあります。
② 2010年の目標
子どもたちの面倒を良く見て、より良い育て方について研究を続けます。
子どもたちが素直な子どもたちになり、規則を守り、お互いに助けあうことができるように指導します。
子どもたちが、フエ省とフエ市が行う活動に参加できるようにします。
今年もJASSと協力して、「子どもの家」に入所を希望している子どもたちの家庭訪問を続け、必要があれば入所させ、面倒を見
て行きます。
以上は「子どもの家」の15年間の活動報告です。フエ省とフエ市の関連機関とJASSの皆様にお世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。どうもありがとうございます。
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小山のお祝いの言葉
グエンチャイ「子どもの家」創立15周年おめでとうございます。
フエ省・フエ市共産党、人民委員会の皆様方、お忙しい中、グエンチャイ「子どもの家」創立15周年記念式典にお越し頂き、JASSを代表して心からお礼申し上げます。
私は1993年9月1日フエへやってきました。ベトナム中部に初めて出来た日本語クラスであるフエ師範大学日本語クラス主任として、ベトナム中部の若者に日本語を教え始めました。同時に、フエの町を歩くと多くのこどもたちが路上に寝ていたり、家が貧しいために学校へ行けなかったりするこどもたちを見ました。フエ市人民委員会のアン市長、ニエン外務部長と相談し、このグエンチャイ通りに「子どもの家」を創設しました。土地はフエ市人民委員会が出し、建物の建築、スタッフの給料などは私が出すという約束でグエンチャイ「子どもの家」のプロジェクトは始まりました。
それから15年。フエ市人民委員会・日越交流委員会とJASSの協力、なによりもセン運営委員長を先頭に「子どもの家」スタッフの皆さん方の力で
200人近いこどもたちを「子どもの家」などへ受け入れ、真面目なベトナム市民として社会へ送り出しました。
この中にはかなりのこどもたちが大学に入学し、医学部・教育学部などで勉強し、教師になったりしています。その他多くのこどもたちは自立のための職業研修を受け、様々な職種について自立し、結婚し、こどもをもうけ、真面目な社会の公民となってベトナムの発展のために活躍しています。
JASSベトナム事務所には、舟山さんや福田もえ子さんを始め30人近い日本人が1年以上常駐しこどもたち支援の活動を行いました。
更にこどもたちを自立させるために縫製研修センター・日本語学校・日本料理店・アクセサリー研修センター・IT企業のブライセン支社・刺繍研修店などを作り、自らが働きながら自立するシステムも作り上げました。
「子どもの家」の15年間の歩みの中でJASSはフエ市と静岡市との「友好都市」提携の仲介をしました。また、静岡大学フエ連絡事務所として、フエの高校生を静岡大学へ留学させる活動も行ってきました。
また、生活困難な小中高大学生に奨学金を贈呈しています。この15年間で
総数75000人に奨学金を贈呈しました。フエ医科大学には毎年100人の医学生に奨学金を贈呈しています。
1999年のフエ大洪水の際には、5万ドルの寄金を行い、ナムドンをはじめ多くの水害被災者に衣類・米・お金の支援を行いました。
1998年から4年間をかけてトゥアティエン省の障害児の総合的支援を行いました。2000人の障害児を見つけ、900人の障害児の手術を行い、700人の障害児のリハビリテーション、2000台の車椅子を日本から持って来て障害児に贈呈しました。これにかかった費用は約100万ドルです。
1998年にはフエ市立病院と協力し「障害児医療センター」を設立し、フエ市内25箇所の診療所に「障害児父母の会」を組織し、障害児とその父母への支援も行っています。
こうしてJASSはフエ省・フエ市人民委員会と協力し、日本国内では1400人の会員の支援も受け、大きな活動を行ってきました。このような活動ができたのもベトナムの人々を初め関係者の皆様方のお陰だと思います。
この15年の活動はベトナム政府・日本政府からも高く評価されています。
2001年「フエ市名誉市民賞」、2004年ベトナム政府より「友好勲章」
日本政府より外務大臣表彰などを受賞しています。
この15年間の「子どもの家」を中心とした諸活動に協力して頂いた多くの方々に心より感謝申し上げ、日越友好と世界の平和を願い、更に20周年、30周年に向けて奮闘することを誓ってお礼の言葉といたします。
2009年12月5日
ベトナムの「子どもの家」を支える会
代表 小山道夫
投稿者 koyama : 2009年12月05日 20:38